「24 JAPAN」オリジナル版と少し異なる結末に 唐沢寿明「これもまたアリ」
大ヒット米ドラマ「24 TWENTY FOUR」を日本でリメイクした「24 JAPAN」(テレビ朝日系・毎週金曜午後11時15分~)の最終話が26日に放送される。オンエアを前に、主演の唐沢寿明が日本版の魅力や「オリジナル版とは少し違う」という物語の結末について語った。
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オリジナル版のシーズン1をベースに、CTU(テロ対策ユニット)第1支部A班に所属する獅堂現馬(唐沢)の活躍を描いてきた本作。唐沢は「あれだけ世界を席巻したオリジナル版をもとに、新しい作品を作るのは大変なこと」と改めて苦労を明かすと、「日本が舞台ではあるけれど、どこでロケをしているかわからないような絶妙な場所をチョイスし、オリジナル版の世界観を損なわない範囲で日本版を作ることができた。それはすごく良かったと思います。スタッフの力量とセンスを感じました」と支えてきた製作陣を絶賛する。
テロリストと戦う獅堂の活躍を描きつつ、“家族の絆”をテーマにしてきた本作。唐沢も「今回、《家族の絆》がより強く浮き彫りになっていると思います。娘を助けたい、奥さんを助けたいーーーそういった感情が“にじみ出てくる”感じがあるんです。オリジナル版はもっとクールで堂々とした感じがあったので。電話で家族と話すだけのシーンでも、違いがあると思います」と芝居への思い入れを明かした。
そんな家族の物語の終着地点である最終回では、日本版ならではの驚きの結末が待ち受けているという。オリジナル版のラストを観た際、唐沢は「何なんだ、この終わり方は!」と衝撃を受けたそうで、「ああいった《観客を驚かせる演出》は、ドラマにおいて必要なこと。『24 JAPAN』のラストはオリジナル版とはまた少し違うけれど、これもまた《驚かせる》という点ではアリだと思いました」と期待をあおると、「オリジナル版も第23話の後半から、俄然面白くなってくる! 内通者の正体も、それが判明してからの展開も僕自身、本当に驚いたんです。だから、オリジナル版を見た方々にはどうか『オリジナル版ではこうだった』と漏らさないでいただきたいですし(笑)、本当にまっさらな状態で『24 JAPAN』ならではの最終回に驚いていただきたい!」と呼びかけた。
最終話では、獅堂がテロ組織の総元締ビクター・林(竜雷太)とその長男・アンドレ(村上淳)との最終決戦に挑む、午後11時から午前0時までの出来事が展開。テロ組織に人質として囚われている娘・美有(桜田ひより)を救出するため、獅堂は女性総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵)の力を借りながら、ビクター親子が指定した場所へと向かう。(編集部・倉本拓弥)