イーサン・ホーク、カイル・マクラクランが大好き！カイルがいかに素晴らしいかを熱弁
映画『テスラ エジソンが恐れた天才』でテスラ役を務めたイーサン・ホークがインタビューに応じ、エジソン役のカイル・マクラクランの素晴らしさについて熱弁を振るった。
交流電流を生み出して直流電流のエジソンとの“電流戦争”に勝利しながらも、世事に疎く、誰ともうまく関係を築けずに孤独に転落していった天才発明家テスラの半生を刺激的な演出で描いた本作。シェイクスピアの悲劇を現代のニューヨークに舞台を変えて描いた『ハムレット』（2000）に出演したイーサン、カイル、そして監督のマイケル・アルメレイダが本作で再びタッグを組んだ。
「僕は、映画の撮影が終わった時に『演じる準備は整った！』と感じることがよくあるんだ。準備が整ったのに、残念なことにもう終わってしまっているってね」というイーサンだが、気心の知れたチームではそんな心配は無用だった。「長年にわたって知っている人だったら、そこには築き上げた信頼がある。また同じ人々と、人生のこの段階で、本当に野心的なことをやれることに興奮したよ！」と声を弾ませる。
カイルとの共演は今回も素晴らしかったといい、イーサンは彼の人柄にぞっこんの様子。「彼は本当にユーモラスで、ものすごく慎ましかやで、最高に聡明で、ひょうきんなのに賢い。僕たちにとって完璧なコラボレイターなんだ」ととにかく熱く、言葉を尽くしてカイルを絶賛した。
本作にはテスラ（イーサン）VSエジソン（カイル）の戦いが、二人がアイスクリームを顔に押し付けあうという奇抜な演出で表現されたシーンもある。イーサンは「俳優でいることで良いことの一つは、“誰もがやりたいと思っているけれど許されないことをやれる”ということ（笑）。僕は演技のそういうところが好きなんだ。ただアイスクリームのコーンを手に取って、人の顔にぐちゃっとやる。それって普通ではできないことだよね。テスラとエジソンがそうしているところを想像して実際にやるなんて、めちゃくちゃ面白いし、僕はずっとくすくす笑っていたよ」とカイルとの撮影を楽しげに振り返っていた。（編集部・市川遥）
映画『テスラ エジソンが恐れた天才』は公開中