ラッパーDMXは「植物状態」心臓発作で搬送
現地時間2日に自宅で心臓発作を起こして病院に搬送された、アメリカの人気ラッパーで俳優のDMX（50）ことアール・シモンズが、現在は植物状態にあると、元マネージャーのナキア・ウォーカー氏が The New York Times に明かした。
DMXは金曜の夜に自宅で心臓発作を起こして倒れ、ニューヨーク州ホワイトプレインズの病院に搬送。TMZ.comでは、発作は薬物の過剰摂取によるものと報じており、代理人は声明で、彼が集中治療室で「危篤状態にある」と発表していた。
ナキア氏がDMXの家族に連絡を取ったところ、現在も生命維持装置が使用され、一部の親族のみが面会できる状態にあるといい「わたしたちはただ、祈るだけです」と The New York Times に証言。また、米BuzzFeed News に対しても「脳と肺に障害があり、脳が活動していない植物状態にあります」と語ったという。
報道以降、エミネム、アイス・キューブ、T.I.、キラー・マイク、LL・クール・J、ミッシー・エリオットほか、数多くのアーティストが、Twitterを通じて回復を祈るツイートを投稿。また、DMXが入院している病院の前にもファンが集まり、彼を応援する様子が各メディアで報じられている。
DMXの代理人はTMZ.comに対して「シモンズ一家は、アールに向けられたあふれんばかりの愛、励まし、サポート、そして祈りに心から感謝しています」という家族からの感謝と共に「アールの人生と音楽は、世界中の多くの人々にとって、インスピレーションとパワーの源になってきました。いま、ファンの皆さんが、同じ情熱とエナジーを彼に与えてくれていることに元気付けられています」と伝えている。（西村重人）