松井玲奈、白塗り&丸刈りキャラに挑戦!『ゾッキ』顔の型取りに挑むメイキング映像
竹中直人、山田孝之、齊藤工(俳優名義・斎藤工)が、映画監督として共同制作した映画『ゾッキ』で、白塗り&丸刈りの特殊メイクに挑んだ松井玲奈が、撮影用に制作された、自分の人形の型取りに挑む様子を追ったメイキング映像が、松井のYouTubeチャンネルで公開された。
漫画家・大橋裕之の初期作品集を映画化した本作は、およそ30編にわたる短編のエピソードを織り交ぜて構成された、日常に巻き起こる不思議な笑いを描くヒューマンコメディー。松井は、竹中監督による演出パートに登場する“幽霊のような女”役を務め、全身白塗り&丸刈りという、強烈なビジュアルを披露している。
独特な本作の世界観のなかでも、ひときわ異彩を放つこの役に、松井は「こんな面白い役、人生で二度と無い」とオファーを快諾。美貌をかなぐり捨てた強烈なビジュアルを、竹中監督も「この役はもう松井さんしかいない! 現場にきたとき本物だ! と驚きました」と激賞している。
撮影のため、このキャラクターそっくりの人形も制作する必要があったといい、松井は、顔の型取りにも挑戦。呼吸穴を残してゴムと石膏で顔全体を覆い、固まるまで暗闇のなかで待機し続ける、ハードな型取りに挑んだ。メイキング映像では、スタッフ4人がかりで、顔面を覆われていく松井の姿が映し出されており、自ら編集・ナレーションを務めた松井は、暗闇のなかで「死について何度も考えていた(笑)」と当時を実況風に振り返っている。
本作にはそのほか、吉岡里帆、鈴木福、満島真之介、柳ゆり菜、南沙良、安藤政信、ピエール瀧、森優作、九条ジョー(コウテイ)、木竜麻生、倖田來未、竹原ピストル、潤浩、渡辺佑太朗、石坂浩二、松田龍平、國村隼らが出演。脚本は舞台演出家・劇作家の倉持裕が担当。大橋の生まれ故郷である、愛知県蒲郡市でロケが行われた。(編集部・入倉功一)
映画『ゾッキ』は全国公開中