「おちょやん」灯子役で登場!注目の美女・小西はるって?
連続テレビ小説「おちょやん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)で、新たに登場した朝日奈灯子役を務める小西はるに注目してみたい。
「おちょやん」は、明治の末に大阪の南河内の貧しい家に生まれた千代(杉咲花)が、苦難を乗り越えながら前向きに女優の道を駆け上がっていく姿を追う物語。現在、物語は第19週「その名も、鶴亀新喜劇や」に突入しており、終戦から3年後の出来事が描かれている。
終戦後、千代たち家庭劇の面々は地方を回って公演を続けていたが、鶴亀株式会社の社長からのお達しで道頓堀に帰ってくる。再び芝居の街として復興し始めていた道頓堀で、千代たちは新しい劇団として再出発することになった。
一平(成田凌)が座長となった新劇団は「鶴亀新喜劇」と名付けられ、万太郎一座などから新しい劇団員が参加してくることに。その一人である朝日奈灯子は「鶴亀歌劇団」の出身で、石田香里(松本妃代)の後輩にあたる女優。灯子は喜劇に挑戦するのは初めてだが歌や踊りには自信ありとのことで、今後の活躍に期待がかかる。
その灯子にふんするのは、大阪府出身で2000年生まれの注目若手女優・小西はる。これまで大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」や連続ドラマ「G線上のあなたと私」などに出演を果たしたほか、最近では映画『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』『ライアー×ライアー』にも出演。現在はWOWOWで放送中のドラマ「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと」に後藤役で出演中だ。
14日放送の第94回では、灯子が終戦直後の道頓堀で「マットン婆さん」の公演を目にしたことを千代と一平に打ち明けた。早くに父親が他界し、母と妹も空襲で命を落とした灯子に、その芝居は前向きになる力を与えた。灯子は、鶴亀新喜劇という「やっとできた自分の居場所」で頑張らせてほしいと二人に頭を下げるのだった。
一方、新たな劇団員が稽古場に顔を出さず、千之助(星田英利)も稽古でセリフが出ないなど、早くも波乱の予感を漂わせる鶴亀新喜劇。旗揚げ興行に向けて、一平はどのように劇団を一つにまとめあげるのか。そして灯子が今後、千代や一平たちにどのような影響を与えることになるのか、目が離せない。
なお、「おちょやん」の最終回は5月14日(15日は最終週の振り返り)の予定となっている。(編集部・大内啓輔)