『ワイルド・スピード』第9弾、宇宙工学の専門家に取材していた!衝撃シーン誕生秘話
15日、人気カーアクションシリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(8月6日日本公開)の新たな予告編が全世界で公開された。それに先駆け、現地時間14日に新映像のローンチを記念した記者記者が行われ、主要キャストのヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョン・シナ、監督のジャスティン・リンが最新作について語った。
第3弾『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』から第6弾『ワイルド・スピード EURO MISSION』を手掛けた後、シリーズを離れていたジャスティン監督。ヴィンをはじめとするキャストとは定期的に連絡を取り合っていたが、「正当な理由がない状態で、シリーズに戻りたくはなかった」と明かす。シリーズ復帰のきっかけは2~3年前の出来事だったそうで、「ヴィンとシリーズの現在地について語り合った時、急にアイデアが煮詰まって『私なら何か貢献できるかもしれない』とひらめいた。20年近い歴史があるキャラクターたちのもとに帰ると同時に、シリーズの限界を突破するにはどうすればいいのか考えたよ」と振り返った。
シリーズではこれまで、主人公ドミニク(ヴィン)を筆頭とするファミリーが世界を股にかけた戦いに身を投じてきた。最新作でも様々な国が登場すると言われており、予告編には目的地の一つとして東京が登場している。レティ役のミシェルは、「東京を舞台にしたアクションシーンは、本作の撮影で最も印象に残っているわ」と語っており、「アクションの振り付けを覚えるところから最高だったの。ミア役のジョーダナ(・ブリュースター)とはここ数年一緒のシーンが少なかったから、久々の共演も嬉しかった」と笑顔を見せた。
新たな予告編が公開されるやいなや、全世界で話題となったのがラストの衝撃シーン。宇宙服姿のローマン(タイリース・ギブソン)とテズ(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス)が小型車に搭載されたロケットエンジンを起動させる展開は、ファンの間で囁かれてきた“シリーズの宇宙進出”を決定づけた。
記者会見では、司会者がシリーズの宇宙進出に関してゲスト陣に問いかける一幕も。ジャスティン監督が、「宇宙工学の専門家に話を聞いたんだ」と切り出すと、ヴィンは「リサーチは十分行ったぜ」とニヤリ。「俺とジャスティン(監督)でブレインストーミングをした時に、彼が(宇宙へ行くという)ぶっ飛んだアイデアを出したんだ。『なんてクレイジーなんだ』と思わず顎が外れそうだった。ただ、彼の発想は正しい。スペクタクルな映像こそ、このサーガが成し遂げてきたことだ。その背景には、必ず意味がある」と熱心に説明していた。(編集部・倉本拓弥)