アニー賞『ソウルフル・ワールド』が作品賞など最多7部門受賞!
現地時間16日、アニメ界のアカデミー賞とされる第48回アニー賞授賞式が行われ、ディズニー&ピクサーの『ソウルフル・ワールド』が作品賞など最多7部門で受賞した。同作は魂<ソウル>の世界に迷い込んだ音楽教師のジョーの旅を通じて、人生の意味を問う人間ドラマだ。
【動画】インディペンデント作品賞を受賞!『ウルフウォーカー』予告編
岩井澤健治監督の『音楽』や湯浅政明監督の『きみと、波にのれたら』などもノミネートされていたインディペンデント作品賞は、アイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンの『ウルフウォーカー』が制した。アイルランド・キルケニーに中世から伝わる伝説を基に、眠ると魂が抜け出しオオカミに変身するウルフウォーカーと、ハンターの父を持つ少女の友情を描いた同作は、インディペンデント作品賞など5部門受賞を果たしている。
『ソウルフル・ワールド』はDisney+で、『ウルフウォーカー』は Apple TV+ で配信されている。日本時間26日に開催が迫る第93回アカデミー賞授賞式でも、長編アニメ映画賞の最有力候補は『ソウルフル・ワールド』とみなされているが、その受賞を阻む作品があるとしたらそれは『ウルフウォーカー』ということになりそうだ。(編集部・市川遥)