新田真剣佑、佐藤健とのラストバトルで“白”の衣装にこだわった理由を明かす
俳優の新田真剣佑が23日、丸の内ピカデリーで行われた映画『るろうに剣心 最終章 The Final』の初日舞台あいさつに登壇し、主人公の緋村剣心を演じた佐藤健との壮絶なバトルシーンへのこだわりについて裏話を披露した。この日の舞台あいさつには佐藤と新田とともに武井咲、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督も出席した。
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本作は、和月伸宏によるコミックから、剣心(佐藤)と雪代縁(新田)が究極のバトルを繰り広げる「人誅編」を実写映画化。6月4日に公開となる『るろうに剣心 最終章 The Beginning』との2部作で公開される。
姉である雪代巴(有村架純)をめぐる復讐に燃える縁の負のパワーは、物語に圧倒的な力を与えている。縁を演じた新田は「やっと縁の暴れている姿を見ていただけると思うと、とても楽しみです」と観客に向かってあいさつ。撮影でとくに妥協しなかった部分は? という質問に対して、縁と剣心のラストのバトルをあげると「劇中、縁は所々で衣装チェンジをしているのですが、ラストの剣心との殺陣では白い衣装を着ているんです」とコメント。
新田の発言に反応した佐藤は「意味があるんだ? 俺は知らないな。めっちゃ面白い」と興味津々の様子。新田が「ぜひお楽しみください」と回答を避けると、佐藤は「いいよ、話してよ」と催促。すると新田は「白は巴が『The Beginning』で着ている衣装の色なんです。これまでのいきさつがあるなか、縁の思いを剣心との戦いにすべてぶつける。そして、そのために生きてきたんだということを示すために、白という色にこだわったんです」と裏話を披露。新田の話に佐藤は大きく頷き、聞き入っていた。
さらに、新田はそのラストシーンの撮影で、佐藤が「まっけん、俺おじいちゃんだからダメだ」と弱気な発言をしていたことを明かすと、佐藤は「(シリーズの最初の作品)に出演したときの俺の年齢が、今のまっけん(の年齢)なんです。本当にまぶしくて羨ましかった」と苦笑い。それでも新田は「そのシーンまで壮絶なアクションをずっとやってきて、あのラストシーンだったわけで、そう考えるとやっぱりすごいです」と佐藤の偉大さに脱帽していた。(磯部正和)
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国公開中