トム・クルーズ、スタッフへのブチ切れ音声流出にコメント
映画『ミッション:インポッシブル』第7弾の撮影現場で新型コロナウイルス感染防止対策を破ったスタッフに対してブチ切れる音声が流出した件について、トム・クルーズがついに口を開いた。
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音声は The Sun が昨年12月に報じたものだ。トムはソーシャルディスタンスを守らずにモニターチェックをしていたスタッフ2名に対して、「僕らのために、ハリウッドで映画を作っている人がいるんだ! みんな僕らを信じている! 僕は毎晩、スタジオや保険会社、プロデューサーに電話している! 僕たちは何千もの人たちの仕事を生み出しているんだ、この野郎!」とFワードを交えて激怒。トムが「(予防対策を破る姿は)二度と見たくない! 次やったらクビだ、速やかに立ち去れ。他のスタッフもだ! 二度とやるんじゃないぞ、わかったか!」と激しく叱責するさまは、賛否両論の渦を巻き起こした。
トムは今回、そのブチ切れ音声について「(あの時に)言った通りだ。当時は危機的状況だった。だが、クルー全体がそうだったわけじゃない」とEmpireにコメント。クルー全員の前でどなったわけではなく、ほとんどのクルーには撮影現場から離れてもらい、行動に問題があった人々だけを選んで注意したのだという。同作は昨年2月にコロナの影響で撮影休止に追い込まれており、プロデューサーとして多くのスタッフの生活を背負っているトムは、徹底的なコロナ対策の上で撮影を再開させていた。それだけにトムとしてはすべきことをしただけと考えているようで、「そうして二度と撮影中止になることはなかった。僕たちはこの映画を続けることができたんだ」と語っている。
ブチ切れ音声の中でもトムは「業界がシャットダウンしていることで家を失った人たちにも伝えろ。彼らは食事もとれないし、学費も払えない。僕は毎晩、そういった事実やこの業界の未来と向き合っているんだ!」「この映画だけは絶対に中断させない!」という強い思いを伝えていた。The Sun は当時、この騒動直後にも似たようなことがあり、5人のクルーが辞めたと報じていた。
『ミッション:インポッシブル』第7弾は、2022年5月27日に全米公開。翌年7月7日にはシリーズ第8弾の公開も予定されている。(編集部・市川遥)