『るろうに剣心』全5作、上海国際映画祭での上映が決定
中国・上海で6月11日から20日に開催される第24回上海国際映画祭のムービーフランチャイズ部門で、和月伸宏による人気コミックを佐藤健主演で実写映画化した『るろうに剣心』シリーズ全5作が上映されることが決まった。
【動画】『るろうに剣心 最終章 The Beginning』本予告映像
2016年から新設された同部門にはこれまで『ハリー・ポッター』『007』『ミッション:インポッシブル』といったハリウッド大作シリーズが招待されており、日本の実写映画が上映されるのは今回が初めて。現在上映中の『るろうに剣心 最終章 The Final』、6月4日より日本で公開予定の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』にとってはこれがインターナショナルプレミア上映(海外初の上映)となる。
今回の発表に際して佐藤は「アクションは当然ですけど、登場人物全員が持っている、武士の心といいますか。それはきっと剣心やサムライたちだけじゃなく、女性の登場人物とかも、(原作者の)和月さんの描かれるキャラクターは、全員に共通した芯の強さを持っていると思うので、そういうところを日本の昔ならではの美術とあわせて楽しんでもらえたら嬉しいなと思います」とコメント。
大友啓史監督は「やっぱりアクションですかね。色々なスタイルをミックスした、『るろ剣』ならではのソードアクション。剣の一振り一振りに、登場人物たちそれぞれのエモーションが感じられると思います」と注目してほしいポイントを紹介。「同時に、剣心という魅力的な主人公をめぐる濃厚な『贖罪』のドラマ、ですね。そしてそれらを支える美術や撮影、音楽など、一作一作ごとに新たな機材や手法も取り入れ、まったく違う挑戦を重ねてきました。完結作となる『The Beginning』に向かって、どんどんパワーが加速していきます。日本製のエンターテインメントを存分に味わってほしいですね」と続けている。(編集部・海江田宗)