浅野忠信、重要なのはセリフ!『モータルコンバット』で戦士を導く神ライデン役
人気格闘ゲームをハリウッドで再実写化した映画『モータルコンバット』(6月18日公開)より、浅野忠信が演じる不死身の神・ライデンの場面写真が公開。『マイティ・ソー』(2011)でハリウッドデビューしてから10年が経つ浅野は、本作において「セリフがとても重要だった」と明かしている。
『モータルコンバット』は、“フェイタリティ”と呼ばれる残虐なトドメ演出が有名な対戦格闘ゲーム。1995年にポール・W・S・アンダーソン監督によって映画化され、1997年には『モータルコンバット2』も公開された。再実写版は、太古から伝わる格闘トーナメントに参加する選ばれし戦士たちの姿を、R指定ならではの残虐描写満載で描く。
浅野が演じるのは、原作ゲームシリーズで高い人気を誇るライデン。不死身の神であるライデンは地球の守護者であり、格闘トーナメント「モータルコンバット」に挑む戦士たちを導く重要なキャラクターだ。
ライデンについて「戦いで皆とコミュニケーションをとっているキャラクターではなくて、いかにして皆を守るかという役割だった」と語る浅野は、「そういう意味ではセリフがとても重要だったと思うので、自分のセリフをきちんと噛み砕いて、(私は)母国語が日本語なので、英語のセリフできちんと言えるようにその辺は意識しました」と役づくりについて振り返る。
本作には浅野のほか、日本から真田広之がハサシ・ハンゾウ/スコーピオン役で出演している。初共演作『眠らない街 新宿鮫』(1993)から真田の背中を追いかけてきた浅野は、「同じシーンはないにしても、今回現場で一緒に過ごす時間はあったので、食事にも連れて行ってくれて、真田さんの長いキャリアの話を聞かせてもらったり、自分の話も聞いてもらったりして、そういう意味では、今回の映画にもより感情移入できたというか、私にとってのスコーピオンというか、真田さんが重なってきて、強い思い入れを持って、スコーピオンのことを考えられたというのはありました」と現場でのコミュニケーションが役にも反映されていったと語っている。
本作の見どころについて、「ゲームファンの方は思いっきり楽しんでもらえると思うし、ゲームファンだけでなくても、私もそこまでゲームのこと詳しくないけど、この作品を初見で見ただけで、ものすごい迫力ですし、戦いにおいても一流の俳優たちが一流のアクションを繰り広げています」と語る浅野。「内容もそれに乗っかってきちんとどんどん進んでいくので、そういう意味では誰が見ても楽しめると思います。何しろ、“イエーイ!”って楽しんで欲しいですし、是非劇場で楽しんで欲しいと思います」と呼びかけた。(編集部・倉本拓弥)