演技派美少女・原菜乃華が気になる!『胸きみ』元カノ役で存在感
映画『胸が鳴るのは君のせい』(公開中)で、ヒロインのライバルを演じ、抜群の存在感を放つ女優・原菜乃華に注目したい。
本作は、ジャニーズJr.のグループ「美 少年」の浮所飛貴が主演、白石聖がヒロインを演じ、紺野りさの漫画を実写化した作品。転校生の有馬隼人(浮所)と彼に片思いをする篠原つかさ(白石)、親友のような絆で結ばれた高校生の男女に訪れる関係の変化を描く。
原が演じたのは、有馬の元彼女・長谷部麻友。麻友はお嬢様学校に通う超美少女という設定で、有馬と復縁するためにいとこの泰広(板垣瑞生)を使って猛アプローチする。ヒロインの前に立ちはだかる恋のライバルという、ともすれば嫌われ役になってしまうポジションだが、原は絶妙な塩梅で一途な恋心を表現した。無垢な表情と計算高い一面のギャップも使いこなし、魅力的なライバルに仕上げている。
インタビューによると、原は麻友というキャラクターについて、「一見、すごくあざとくて計算高い女の子に見えるんですが、根っこはとても弱い子」と分析したそう。人間味のある麻友を「ただの意地悪な女の子」にならないように意識して演じたという(5月26日掲載、シネマトゥデイインタビューより)。
現在17歳の原は、2009年に子役としてデビュー。2017年公開の『はらはらなのか。』で長編映画初主演を果たした。テレビドラマ「朝が来る」の中学生で出産する少女役、「死との約束」の心を閉ざした少女役など難役も経験し、実力を磨いてきた。昨年公開のヒット映画『罪の声』で、物語のキーとなる少女・望を好演したことも記憶に新しい。
今後は、波瑠が主演する、6月スタートのフジテレビ系月9ドラマ「ナイト・ドクター」への出演が決まっている。同作では、「King & Prince」の岸優太が演じる医師の妹役を務める。(編集部・小山美咲)