山田裕貴、朝ドラ「ちむどんどん」出演 「なつぞら」の北海道から沖縄へ
8日、俳優の山田裕貴が、2022年度前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演することが、NHKドラマの公式Twitterを通じて発表された。
本作は、沖縄に生まれ育ったヒロインと兄妹たち家族を描く連続テレビ小説第106作目。四兄妹の次女・比嘉暢子(黒島結菜)が、沖縄の本土復帰と共に上京し、西洋料理のシェフを目指して修業の日々を送る姿が描かれ、ヒロインの両親を仲間由紀恵と大森南朋が、兄妹を竜星涼、川口春奈、上白石萌歌が演じる。
山田が演じるのは、暢子の姉・良子(川口)の学生時代からの友人で教員仲間の石川博夫。父も祖父も教員の家に育った勉強熱心で生真面目な青年で、学生時代の勉強会で交流していた良子とは、男女としてもどこかでお互いを意識している。
自身の役どころに山田は「親のプレッシャー、これには自分も重ねつつ(笑)」と心境を明かしつつ、「だからこそ、お芝居ではなく役を生きることができると思うし、戦後の60年代、70年代のまだ家柄や、家族の関係に上下がある時代、その中でどう生き抜いていくかがこの男の見どころなのかと。人間が生きていく中で人と人、この関係性に対して、深く考えられる役になるのかと思います」と思いを明かす。
2019年の「なつぞら」以来の朝ドラとなり、「このときは北海道でした。今度は沖縄、真逆の土地ですね」と語る山田は「愛を教えてもらった現場でした」と当時を振り返り「ほぼ全くなかった街中で声をかけていただくこともこの頃からほんとに増えました。キャストさんやスタッフさんからたくさん愛をいただいた気がしました。もちろん応援してくださった皆様にも一生忘れられません」と思いを明かしている。
また本作には、連続テレビ小説「エール」などの宮沢氷魚が暢子の幼なじみで東京からやって来た青柳和彦役で出演。そのほか、「HiGH&LOW」シリーズで山田と共演した前田公輝が兄妹の幼なじみ・砂川智役で、声優としても活躍する山路和弘が村で一軒だけの共同売店を取り仕切る前田善一役で、片桐はいりが一家の妹・歌子を(上白石)を導く音楽教師・下地響子役で、石丸謙二郎が暢子の大叔父・比嘉賢吉役で、渡辺大知が暢子の姉に片思いする喜納金吾役で出演することが発表された。(編集部・入倉功一)