儚くて美しい…『るろ剣』最終章、雪代巴役・有村架純に反響
公開中の映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で雪代巴を演じている有村架純が、「ひたすら美しい」「儚い」「巴そのもの」と反響を呼んでいる。
本作は、和月伸宏による大ヒット漫画を佐藤健で映画化した人気シリーズ最終章2部作の第2弾。動乱の幕末を舞台に、緋村剣心(佐藤)の頬に刻まれた十字傷の謎や、不殺(ころさず)の誓いを立てることになった理由が明らかとなる。有村ふんする雪代巴は、剣心が唯一心を許したものの、その手で斬殺した妻。物語のカギを握る人物だ。
巴は、ある夜、店で男たちに絡まれ、助けてもらったことをきっかけに剣心と出会う。お礼を言おうとしたところ、彼の人斬りの現場を見てしまい、口封じという理由で剣心の側にいることになる。誰にも心を開かない剣心と過去が謎に包まれた巴。孤独な二人が、お互いに惹かれ合っていく様子が丁寧に描かれる。
感情を表に出さずどこか神秘的な雰囲気をまとう巴を好演した有村について、「ただただ綺麗」「めっちゃ美人」「巴が素晴らしすぎた」と絶賛の声がSNS上でつぶやかれている。また、剣心と巴の切ない物語に、「涙なしでは観られない」「儚くて哀しい」「切なくて愛おしい」といったコメントも見受けられた。
有村は、巴を演じる上で「漫画やアニメでも描かれていない、巴のバックボーンをたくさん想像した」とシネマトゥデイのインタビューで語っており、「物語の後半に向かうにつれて、彼女のもとの姿が見えてくるのかなと思いました。漫画原作に沿って“こういう表情をしている”とすり合わせることも大切にしながら、現場の空気を吸い込んで、しっかりと呼吸することを意識しながら過ごしていました」と振り返っている。
4日に公開された本作は、全国映画動員ランキング(6月5~6日)で1位を獲得。初日から6日までの3日間で観客動員35万199人、興行収入5億807万2,400円と好スタートを切った(数字などは興行通信社調べ)。(編集部・梅山富美子)