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『るろ剣』土屋太鳳はすべてが逸材!大友啓史監督が出会いを振り返る

巻町操役の土屋太鳳
巻町操役の土屋太鳳 - (C) 和月伸宏/集英社 (C) 2020 「るろうに剣心」最終章 製作委員会

 大ヒット映画『るろうに剣心』シリーズで巻町操役を務めた土屋太鳳との出会いについて、大友啓史監督が「すべてが逸材だった」と振り返った。

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 大友監督と土屋が出会ったのは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(2010)のオーディションだった。当時、土屋はまだ14歳。大友監督は「身体能力、芝居、すべてが逸材だった。『龍馬伝』のあと、なかなか一緒に仕事をする機会がなかったのですが、『京都大火編』のオーディションに、彼女は来てくれた。『私は『るろうに剣心』(第1作)を劇場で観て、動けなくなった。なぜ、自分はこの世界に関われていないのだろう。なんとかして、この世界に関わりたいと思った』と、その想いをオーディションで吐露してくれました。熱量も、芝居力も、他を圧倒していました」と土屋から熱い思いを感じたことを明かす。

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 『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』からのシリーズ参加となった土屋が演じたのは、主人公の緋村剣心(佐藤健)と共に戦うことになる“京都隠密御庭番衆”の巻町操。前2作から最新作『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)までの間に、NHK連続テレビ小説「まれ」でヒロインを務めてブレイクし、今や若手女優を代表する存在となった土屋だが、大友監督いわく役への向き合い方は変わらないままだという。

 「あれから数年が過ぎ、自分が望むキャリアを着々と積み重ねてきていますね。ですが、彼女ならではの役に対する真摯な思い、作品への愛情の注ぎ方は、ずっと変わりません」(大友監督)

 『るろうに剣心』シリーズは、土屋がアクション女優として注目を浴びるきっかけとなった作品でもあった。過去のシリーズでも彼女の驚異的な身体能力に絶賛の声があがっていたが、『The Final』ではさらに進化したアクションを披露。大友監督も「今回の操は、前作よりアクションが圧倒的に多い。魅力的ですよね、活劇の中で躍動する太鳳ちゃんは」と太鼓判を押しつつ、「アクション監督の谷垣(健治)さんが、まるでブルース・リーのような、(指で招いて挑発する)例のポーズを演出しています。敵に向かっていく時の、太鳳ちゃんが一瞬見せるもの凄い表情をぜひ見逃さないでほしいです」と土屋のアクションシーンでの見どころをアピールした。

 『るろうに剣心』は佐藤健主演で和月伸宏の大人気漫画を実写化した人気シリーズで、現在、最終章2部『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開中。『The Final』では剣心の十字傷の謎を知る最恐の敵・雪代縁(新田真剣佑)と剣心の死闘が描かれ、『The Beginning』では剣心の過去にまつわる物語が展開する。(編集部・吉田唯)

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