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「おかえりモネ」坂口健太郎、菅波と百音の関係は「可愛らしく見えるように」

坂口健太郎「軽やかにやっていきたいね、と言っているんです」
坂口健太郎「軽やかにやっていきたいね、と言っているんです」 - (C) NHK

 清原果耶がヒロインを演じる連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか、土曜は1週間の振り返り)に医師の菅波光太朗役で出演中の坂口健太郎。ヒロイン・百音との関係性を「可愛らしく見えるように、軽やかに」と今後の展望を語った。

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 連続テレビ小説の第104作にあたる「おかえりモネ」は、宮城県・気仙沼に生まれ育ち、登米で青春を送るモネこと永浦百音(清原)が、天気にとことん向き合う気象予報という仕事を通して、人々に幸せな未来を届けてゆく物語。坂口が演じる菅波は、登米の資産家・サヤカ(夏木マリ)が開設した診療所の医師。東京の大学病院に籍を置いており、定期的に診療所へやってくるもドライなという役柄だ。

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 今回、清原と共演してみて「気持ちのいい女優さん」と印象を持ったという坂口。「百音を通して清原果耶という人物像がうっすらと見える瞬間もあるし、果耶ちゃんが百音に見えるときもあって。本人と役とのリンクって簡単には生まれないものなのですが、きっと彼女の中に百音という存在がストンと落とし込まれているんだろうなと思います」と分析する。そんな坂口が演じる菅波は、他人と関わるのが苦手で偏屈なところもあるが、百音と接するうちに少しずつ変化が訪れることになる。

 「百音と出会って一緒に時間を過ごすうちに、気になるまではいかないにしても、元気で不思議な女の子がいるなと思うようになる。ちょっとずつ自分を犠牲にして相手のために動く百音の姿を見て、この人は少し違うなと感じるようになるんです」

 早くも視聴者の間では、百音の恋の相手は菅波なのか、それとも……と考察も出ているが、坂口自身は「二人の関係性を愛と言っていいのかどうかは難しいですね。愛というと湿っぽい感じになりますから。これは果耶ちゃんとも話し合っていることですが、軽やかにやっていきたいね、と言っているんです。特別な恋愛というか、ラブの要素が強くなるとエゴになるところもあるし、まだ探り探りですが、観ている人からも可愛らしく感じてもらえるように、軽やかにやっていきたいと話をしています」という。「だから今後、どういう形になるのかわからないですが、菅波としては近くで見てあげられる存在として、寄り添ってあげたいなと思っています」と展望を語った。

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 本作は宮城県の登米と気仙沼が舞台となるが、坂口は「映像として観たときに景色がすごく美しいなと思いました。その画面に清原さんの透明感がマッチしているんです」と感じたという。坂口自身、東北には親戚が多いそうで親近感もあるという。「震災から少しずつ時間が経って東京などの離れた場所にいると、どうしても震災の記憶が薄まっていると思うんです。でも、こういう大変な時期だからこそ、この朝ドラをやるのは意味がある」と力強く語る。「だからこそ美しいドラマができるのはとてもうれしくて、1話を観たときに『気持ちのいい時間が始まったな』という感覚がありました。宮城のロケ地で撮影して、景色も主役になっているんだなと感じています」と語った。(取材・文:壬生智裕)

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