『孤狼の血』×アイナ・ジ・エンドがコラボ!インスパイアードソングを書き下ろし
パンクバンド・BiSHのメンバーでソロでも活躍するアイナ・ジ・エンドが、映画『孤狼の血 LEVEL2』(8月20日公開)とコラボし、インスパイアードソングを書き下ろしたことが明らかになった。
【コラボ動画】『孤狼の血 LEVEL2』インスパイアードソング「ロマンスの血」
今回のコラボは、『孤狼の血 LEVEL2』がアーティストや漫画などさまざまな他ジャンルとコラボを行っていくプロジェクト「コロウノチVS(バーサス)」の第1弾。インスパイアードソングのタイトルは「ロマンスの血」で、アイナ自らが映画への思いを込めて楽曲を書き下ろし、亀田誠治がサウンドプロデュースを担当した。
この楽曲は映画本編では流れないが、このたび楽曲にのせて映画本編映像が映し出されるコラボ動画が公開された。アイナは楽曲制作について「映像の破壊力が凄かったので、音楽は映画に華を添えるような形でつくることを意識して、(鈴木亮平さん演じる)葛藤を抱える上林をはじめ色々なキャラクターにも共感することができて、スラスラと作詞作曲ができました」と振り返っている。
本作は、白石和彌監督が柚月裕子の小説を映画化した『孤狼の血』(2018)の続編。前作から3年後を舞台に、広島の裏社会をおさめていた伝説の刑事・大上が亡くなった後、その遺志を継いで若き刑事・日岡秀一(松坂桃李)が暴力組織を取り仕切るなか、ある男が出所したことにより事態が急転していくさまを完全オリジナルストーリーで描く。(須田璃々)
コメント全文
■アイナ・ジ・エンド
これまで映画を絡めての楽曲書下ろしというものがなかったので、インスパイアードソングのオファーをいただいてとてもびっくりしました。前作『孤狼の血』も観ていて、役所広司さんをはじめ男の色気を感じるかっこいい映画だと思っていましたが、今回『孤狼の血 LEVEL2』を観て、「久々にとんでもないものを観た」というのが一番の感想でした。スリル満点な場面の連続なのに、どこか人間の生々しさや暖かい部分が垣間見えて、目を離すことができませんでした。映像の破壊力が凄かったので、音楽は映画に華を添えるような形でつくることを意識して、(鈴木亮平さん演じる)葛藤を抱える上林をはじめ色々なキャラクターにも共感することができて、スラスラと作詞作曲ができました。また編曲を担当された亀田誠治さんもこういったジャンルの映画が好きだとおっしゃっていて、レコーディングもノリノリで楽しかったです。自分が今まで歌ったことないような曲調にも挑戦しています。めちゃめちゃ張り上げるわけでもないのに悲鳴っぽく聞こえるというか。上林のように暴れたくても暴れられない、自分の中での葛藤を悲鳴のような形で歌い上げました。人間としてこいつはどうしようもないなと、呆れてしまうシーンも多いですがなぜか憎めない。女性は母性を感じてしまうようなところもあると思うので、そういう観点から映画を観ても楽しいと思います。
■白石和彌監督
孤狼から超カッコいい曲が生まれた!「ロマンスの血」を聞いたら、あのキャラクターやあの場面を膨らませて、スピンオフを作りたくなる! そう、なんもかんもぶっ飛ばして生きなきゃ損! アイナさんありがとうございます!