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山崎賢人、観客を前に感無量「映画は観てもらって完成する」

「みなさんにも最高のサプライズが訪れるように願っています」と語った山崎賢人
「みなさんにも最高のサプライズが訪れるように願っています」と語った山崎賢人

 俳優の山崎賢人が25日、都内で行われた映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』初日舞台あいさつに登壇。公開延期を経ての初日に「無事公開を迎えることができて嬉しいです」と笑顔を見せると、観客の前でイベントができたことに感無量な表情を浮かべていた。舞台あいさつには清原果耶藤木直人夏菜眞島秀和高梨臨三木孝浩監督も出席した。

【写真】「映画の未来が見たい」という山崎賢人

 ハリウッド映画にも多大な影響を与えたというロバート・A・ハインラインの小説を舞台を日本に移して実写映画化した本作。罠にはめられて冷凍睡眠させられてしまい、30年後の2025年に目を覚ました科学者の高倉宗一郎(山崎)が、時を超え大切な人を救おうとする姿を描く。

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 この日は観客入りのイベントとなり、山崎は「映画は観てもらって完成すると思うので、久しぶりにお客さんと対面することができて嬉しいです」と感無量な様子を見せると、「観ていただいた方に、ポジティブなメッセージや、自分にとって大切なものに気づいてほしい」と作品に込めたメッセージを伝える。

 劇中、山崎演じる宗一郎は大きな挫折を味わうものの、大切なもののために奮闘する。「あきらめなければ失敗じゃない」という本作のメッセージについて、山崎は「ある程度うまくいくなと思っていたことでも、気を抜いたり、サボったりすると未来は変わってしまう。宗一郎を演じていて“いま”を一生懸命生きないとダメだと感じました」と役を通して多くのことを学んだという。

 そんな山崎は、作品のサブタイトル「キミのいる未来へ」にちなんで「どんな未来が見たいか?」という質問に「僕は映画の未来が見たい」と回答。その真意を問われると「IMAXやMX4Dなど、いろいろな映画の見方や表現が増えていますが、これから先、一体どこまで進化するのか。ストーリーに入れたり、土の匂いやオイルの匂いなどが感じられたりする映画館もいいですね」と未来に思いを馳せた。

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高梨臨
高梨臨

 一方、物語の謎の鍵を握る男・佐藤太郎(原田泰造)の妻・みどりを演じた高梨は「いまこうして舞台あいさつができていますが、コロナなどがなくなり、いままでのようなことができる未来がいいです」と切実な思いを述べていた。

 「どんな逆境にいてもあきらめず、前向きに進んでいくという作品のメッセージが大好きなんです」と語った山崎。続けて「それって映画作りにも共通すると思うんです。映画も頑張ってあきらめずに進めば、いろいろな人が助けてくれて、サプライズが起きて素敵な作品ができあがる。みなさんにも最高のサプライズが訪れるように願っています」と客席に呼びかけていた。(磯部正和)

映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』は公開中

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