ディズニー実写版『白雪姫』ラテン系女優が主演!
ディズニーの実写版『白雪姫』で、ラテン系女優レイチェル・ゼグラーが主演を務めることが決まった。
『白雪姫』(1937)は、グリム童話を基にしたディズニーの長編アニメーション映画第1作。Deadlineによると、今回の実写版ではオリジナル版のストーリーと音楽を発展させたものになるという。『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』、そして実写版『アラジン』のベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが新曲を書き下ろす。監督は『(500)日のサマー』や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのマーク・ウェブ、製作は『ラ・ラ・ランド』『クルエラ』のマーク・プラットだ。
コロンビア人の母とポーランド系の父を持つレイチェルは、20歳のアメリカ人女優。スティーヴン・スピルバーグ監督のリメイク版『ウエスト・サイド物語』(今年12月米公開)では3万人参加のオーディションを勝ち抜いてヒロイン・マリア役を勝ち取ったほか、DC映画『シャザム!』続編(2023年6月米公開)への出演も決まった新鋭だ。ウェブ監督は「レイチェルの並外れた歌唱力は、彼女の才能の一つに過ぎません。彼女の強さ、知性、楽観性は、クラシックなディズニーのおとぎ話の喜びを再発見するにあたり、不可欠な要素となるでしょう」とコメントしている。
レイチェルのキャスティングを熱烈に歓迎する声がある一方で、白雪姫は「雪のように白い肌」を持っているからそう呼ばれているとして、ラテン系の彼女の起用に疑問を投げかける者も。レイチェルはそうした声に反応してか、「イエス、わたしは白雪姫。ノー、わたしはこの役のために肌を漂白したりしない」とツイートし、その後削除したと Los Angeles Times が伝えている。実写版『白雪姫』は2022年に撮影開始予定。
近年、ディズニーはプリンセスの多様化を図っており、実写版『リトル・マーメイド/人魚姫』のアリエル役には黒人歌手のハリー・ベイリーがキャスティングされていた。(編集部・市川遥)