米倉涼子、感極まり涙 スカーレット・ヨハンソンからねぎらいの言葉
女優の米倉涼子が30日、都内で行われたマーベル・スタジオ映画『ブラック・ウィドウ』公開直前イベントに登壇。約10年にわたってスカーレット・ヨハンソン演じるヒロインの日本語版声優を務めている米倉は、スカーレットからのビデオレターに感極まり、思わず涙をぬぐった。
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本作はアベンジャーズの一人で、すご腕の暗殺者&世界最高のスパイ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット)が主人公のアクション。超人的な身体能力と、類いまれな美貌を持つヒロインの秘密が明かされる。
コロナ禍による延期を経て、ついに来月公開される本作。米倉は、「アベンジャーズが一つになっていく楽しみが続いていたのに、コロナ禍でいろんなものが一つになれず、なかなか観れないというモヤモヤした気持ちを感じていました」と素直な思いを打ち明けると、「イベントも、やれるかも! やれない……。やれる! やれない……。みたいなことが何回もあったんですね。だから、今日この場所に立ててうれしく思っています」と喜んだ。
アフレコについては、「わたしの場合、感情的になることが多いので、演出の方から『とにかく気持ちを入れるな』『落ち着け』『静かに頑張ってくれ』と言われました」と過去の現場の様子を紹介しつつ、本作では「好きなようにやらせていただきました」と報告。家族愛を描いていることから、「どうしても感情が出てしまうのは仕方がないんじゃないかな」と見解も示すと、「彼女は戦うけど、“静”の方で、何を考えているかわからない謎めいたイメージですが、今回は彼女が思いを心の底から吐き出すような映画になっています」とアピールした。そして「ずっとアベンジャーズは終わらない、ずっとナターシャと一緒に頑張っていくという思いでいましたが、今回は集大成ということで、心をぐっと引き締めて挑ませていただきました」と力強く語った。
この日は、ナターシャの妹エレーナの声を務める声優の田村睦心も来場。スカーレットとエレーナ役のフローレンス・ピューからは動画メッセージが届けられた。スカーレットから「ハイ、涼子。サプライズ!」「『ブラック・ウィドウ』を9年間も演じてくれてありがとう」などとねぎらいのコメントが寄せられると、米倉は多忙な中メッセージをくれたことを想像し、思わず涙をぬぐい、「感動で立てません」と吐露。過去に何度かスカーレットと対面している米倉は「一番最初にお会いした時は、疲れて廊下に座りこんでいるスカーレット・ヨハンソンを見て、フランクな子だなと思いました」と回顧。さらに「彼女のいろんな映画を追いかけたり、アベンジャーズ(作品のイベントなど)でお会いしたときに覚えていてくださったり。懐かしいですね」と思いを巡らせると、「LAに行きたい!」と切望の声を上げていた。(錦怜那)
映画『ブラック・ウィドウ』は7月8日より劇場公開、7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開(※要追加料金)