ウェス・アンダーソン新作、来年公開へ!架空の街で活躍する新聞記者たち描く『フレンチ・ディスパッチ』
ウェス・アンダーソン監督の最新作『THE FRENCH DISPATCH OF THE LIBERTY, KANSAS EVENING SUN(原題)』の邦題が『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』に決定し、2022年に日本公開されることが明らかになった。あわせて日本版のポスタービジュアルも公開された。
【画像】豪華キャスト集結!『フレンチ・ディスパッチ』ポスタービジュアルほか
アンダーソン監督にとって『ダージリン急行』『ファンタスティック Mr.FOX』『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』に続く、サーチライト・ピクチャーズとのタッグ作となる本作。三部構成でストーリーが展開するという最新作では、20世紀フランスの架空の街を舞台に、米国新聞社の支局で活躍する一癖も二癖もある才能豊かな編集者たちの物語が描かれることになる。
キャストにはオーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイ、リーヴ・シュレイバー、エドワード・ノートン、ジェイソン・シュワルツマンといったアンダーソン監督作品の常連たちが名を連ねるほか、フランシス・マクドーマンド、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、シアーシャ・ローナン、レア・セドゥ、マチュー・アマルリックらも再びタッグを組む。ほかにも初参加となるベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライト、エリザベス・モスなどの豪華な顔ぶれが集結している。
本作は7月6日から開催される第74回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されており、そこでワールド・プレミア上映が行われる予定となっている。映画祭にはアンダーソン監督とキャスト陣も参加予定となっており、どのような盛り上がりを見せるのか、期待が高まる。
あわせて公開された日本版のポスタービジュアルは、劇中に登場する架空の新聞「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」の表紙をイメージした、キュートなイラスト仕様になっている。独特のタッチで描かれた個性豊かなキャラクターたちや、何やら街で一波乱が巻き起こっていることを思わせる様子など、さまざまな想像を喚起する仕上がりとなっている。(編集部・大内啓輔)