佐藤健が竜の声を担当!細田守監督作『竜とそばかすの姫』
俳優の佐藤健が、細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』(7月16日公開)で謎の存在“竜”の声を担当していることが明らかになった。6日、都内で行われた本作の完成報告会見で発表された。
本作は、母の死をきっかけに歌うことができなくなった女子高校生・すずが、インターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩みながらも一生懸命に未来へ歩いていこうとする物語。これまで、タイトルに入っていながらも誰が声を演じるのか謎に包まれていた“竜”だが、このたび映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』でも声優経験のある佐藤がその声を務めていることが明らかになった。
佐藤が声を吹き込む“竜”は、仮想世界<U>で大勢から忌み嫌われている凶暴な謎の存在で、国籍年齢性別など一切の情報が不明なキャラクター。<U>では“As(アズ)”という自分の分身を作ることができ、ヒロインのすずはベルと名付けた“As”として歌い、世界中の人気者になっていく。そんな歌姫ベルの大規模コンサートの日、突如轟音と共にベルの前に現れるのが竜だ。
劇中、ベルは竜が抱える大きな傷の秘密を知りたいと近づき、竜もまたベルの歌声に徐々に心を開いていく。しかし、世界では秩序を乱す存在として竜を<U>と現実世界の双方から排除しようする動きが加速していくことになる。
この日の会見には、ヒロインのすず/ベルに声を吹き込むミュージシャンの中村佳穂や佐藤をはじめ、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、細田監督も出席。そのほか本作の声優陣には幾田りら、役所広司、森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守ら多彩なメンバーが集結している。なお本作は、現地時間7月6日より開幕される第74回カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクションの新設部門「カンヌ・プルミエール」に日本映画として唯一選出されたことでも注目を浴びている。(編集部・吉田唯)