カンヌ映画祭が開幕!ジョディ・フォスターらが宣言
第74回カンヌ国際映画祭
現地時間6日、第74回カンヌ国際映画祭が開幕した。オープニングセレモニーでは女優・監督のジョディ・フォスター、今年の審査員長を務めるスパイク・リー監督(共にアメリカ)、スペイン人監督ペドロ・アルモドバル、前回のカンヌで最高賞パルムドールを受賞した韓国人監督ポン・ジュノが開幕を宣言した。
新型コロナウイルスの世界的な流行により、2020年のカンヌ映画祭は中止に。今年は通常の5月開催から7月開催へと延期し、対面での開催に踏み切った。
ジョディは「パンデミックによるロックダウンの期間、映画はわたしの命綱でした。わたしは今後、映画に対する感嘆と感謝の念を失うことはないでしょう」とコメント。アルモドバル監督から名誉パルムドール賞を授与されると、感極まった表情を見せた。セレモニー後には、コンペティション部門のオープニング作品に選ばれたレオス・カラックス監督のミュージカル映画『アネット(原題) / Annette』が上映。カラックス監督とメインキャストのアダム・ドライヴァー、マリオン・コティヤールらも立ち会った。
第74回カンヌ国際映画祭は、現地時間17日まで開催。審査員団はコンペティション部門の全24作を鑑賞し、最終日に最高賞のパルムドールなど各賞を発表する。今年のコンペティション部門には、日本からも村上春樹の短編小説を西島秀俊主演で映画化した『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)が選出されている。(編集部・市川遥)