舞台「千と千尋の神隠し」ハク役は醍醐虎汰朗&三浦宏規!メインキャストが判明
宮崎駿監督※1の同名アニメーション映画を舞台化する「千と千尋の神隠し」のメインキャストが発表され、ハク役を醍醐虎汰朗と三浦宏規が務めることが明らかになった。
主人公の千尋を橋本環奈と上白石萌音がダブルキャストで演じることがすでに明らかになっているが、このたびハク、カオナシ、リン、釜爺、湯婆婆/銭婆役のダブルキャストが発表に。千尋を陰ながら支える謎の少年・ハク役には、新海誠監督の『天気の子』で注目を浴びた醍醐虎汰朗と、「レ・ミゼラブル」などのミュージカル・舞台作品で活躍する三浦宏規が抜擢された。
カオナシ役は、ダンサーで女優としても活動している菅原小春と、シルク・ドゥ・ソレイユに日本人男性ダンサーとして初めて起用され、有名アーティストの振付を数多く手掛けてきた辻本知彦※2が担当。湯屋で働く先輩・リン役は共に宝塚歌劇団出身の咲妃みゆと妃海風が務める。
さらに、6本の腕を操る釜爺役で田口トモロヲと橋本さとしが出演。二人とも、「はたして本番までに釜爺の6本腕を生やせるかどうか、御覧ください」(田口)、「次に演出のジョンと会う時までに、腕をあと4本生やしておきますと約束をしてしまった……大丈夫かなぁ。まぁ、やってみるしかありません!」(橋本)とお茶目なコメントを寄せた。
魔女の湯婆婆とその双子の姉である銭婆を演じるのは、夏木マリと朴路美※3。映画『千と千尋の神隠し』でも湯婆婆と銭婆の声を担当した夏木は、「実際に『油屋』で働けるなんてなんということでしょう! あれから20年、舞台として世界に発進していく現実は夢のようです」と感激の思いを語り、朴も「少女のような心を持ちながら、待ち構えるこの新たな世界へ没入し、湯婆婆と銭婆と三人四脚でゴリゴリ噛み砕いていこうと思います」と意気込んだ。
翻案・演出を担当するのはジョン・ケアード。2022年2月・3月に帝国劇場で上演され、4月に大阪、5月に福岡、6月に札幌、6月・7月に名古屋での公演を予定している。(須田璃々)
※1:「崎」はタツサキが正式表記
※2:「辻」のシンニョウは点1つが正式表記
※3:「路」は「王+路」が正式表記