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ジョージ・A・ロメロ監督、幻の未発表映画『アミューズメント・パーク』予告編が公開

ジョージ・A・ロメロ監督、幻の未発表映画『アミューズメント・パーク』予告編 » 動画の詳細

 故ジョージ・A・ロメロ監督の幻の未発表映画『アミューズメント・パーク』(10月15日公開)より、老人の痛ましい姿が映る予告編と場面写真が公開された。

【動画】ホラーじゃない?ジョージ・A・ロメロ監督『アミューズメント・パーク』予告編

 ゾンビ映画の第一人者として知られるロメロ監督が1973年に手掛けた本作は、ホラー映画ではなく、ある種の教育映画。もともと年齢差別や高齢者虐待について世間の認識を高めるため、ルーテル教会がロメロに依頼した企画だったが、出来上がった作品があまりにもストレートに当時のアメリカ社会を描いていたために封印されていた。3年前に発見され、4K修復を経て公開される。作品のあらすじは「遊園地で老人が罵られ、大変な目にあう。」という1行のみで、アメリカの高齢者虐待問題を描いた53分間の問題作だ。

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 公開された予告編には、一人でアミューズメント・パークに訪れた老人の姿が映る。一見すると楽しい様子だが、邪魔者扱いされたり、スリにあったりと次第に傷だらけでボロボロの姿になっていく。最後には泣き崩れ、「何も…何も…何もないんだ」とうなだれながら歩く老人の後ろ姿とともに、「老人は大切に。」という文字で締めくくられている。同じく公開された場面写真にも、若者たちに追われて逃げ惑う老人の姿や、傷だらけで青白い顔をした老人が映り、老人がいかに大変な目にあうのかが予想できる。

 なお、一般公開に先駆け、ロメロ監督の命日である7月16日に、新宿シネマカリテで開催中の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2021」 内にて先行上映される。(今井優)

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