50周年にレジェンドライダー集結!藤岡弘、が命がけの撮影を振り返り“影の功労者”たたえる
「仮面ライダー1号」から「仮面ライダーBLACK」までの劇場版8作品を収録する「仮面ライダー THE MOVIE 1972-1988 4K リマスターBOX」の発売を記念したイベント「KAMEN RIDER FILM ARCHIVE SPECIAL NIGHT」レジェンドライダー スペシャルトーク舞台挨拶&上映会が19日に丸の内TOEIにて開催。ゲストとして出席した藤岡弘、が当時の思い出を明かした。
シリーズ45周年では単独主演!『仮面ライダー1号』の藤岡弘、【写真】
この日のイベントは、仮面ライダー生誕50周年にあたる今年の11月10日に発売される同商品の発売を記念したもので、シリーズの原点となる「仮面ライダー1号」に出演した藤岡弘、(本郷猛/仮面ライダー1号役)をはじめ、佐々木剛(一文字隼人/仮面ライダー2号役)、宮内洋(風見志郎/仮面ライダーV3役)がゲストとして集結を果たした。
藤岡は、当時の仮面ライダーブームについては「当時はブームになると想像せず、子どのたちに影響を与えるとはびっくり」と本音を明かす。それに佐々木は「変身ブームやお菓子のカードにもなりましたね。別の作品で女子学生に騒がれていたので、最初は知らなくて……」と振り返る。続けて佐々木は「1号がバイクで事故に遭い、ほかに2本のドラマが入っていたが、事務所から受けるよう勧められて恩を返せました。ケガをしてくれて、ありがとう!」と藤岡に伝えると場内からは大きな笑いが起こる。
これに対して藤岡は「本当に感謝しています」と御礼を述べつつ「当時、撮影は命がけでした。CGがない時代でしたが、みんなでやり遂げました。何も不自由ない今を考えると、スタッフやキャストたちの思いがあふれていたと思います」と感慨深げな様子で語った。
一方、爆発シーンが多かったという宮内は「火薬が大好きです!」と公言して笑いを誘うと「当時の特撮に関する道具はトランポリンだけ。バク転とかもやりましたし、ヘリコプターから落ちなくてよかった」とリアルで過酷な撮影裏を証言した。藤岡も「スタントマンやショッカーなどが本当のヒーロー。彼たちなしでは仮面ライダーはありえません。影の功労者たちです」と当時の仲間たちを称えた。
イベントの終盤には、各ライダーによるおなじみの“変身ポーズ”が披露される一幕も。3名のレジェンドライダーの勇姿に、集まったファンからの拍手が鳴りやまない状態になった。終わりを迎え、佐々木が「暑いなか、集まっていただきありがとうございます。また、55周年でお待ちしています」、宮内が「50年前にスタートして、3人でレジェンドと呼ばれ、また新たなレジェンドがこの先もずっと続きます。仮面ライダーは永遠に不滅です!」とファンへあいさつ。最後に藤岡が「生みの親である石ノ森章太郎先生、スタッフ、俳優たちのおかげで50年を迎えることができました。世界や未来の子どのたちへ向けて、仮面ライダーが続くことを祈っています」と締めくくった。
「仮面ライダー THE MOVIE 1972-1988 4K リマスターBOX」はオリジナルの35ミリネガフィルムをプロ解像度の高解像度4Kスキャンでリマスターしたもの。最新技術 4K HDR により、仮面ライダー史上最高の高画質となっている。(編集部・大内啓輔)
「仮面ライダー THE MOVIE 1972-1988 4KリマスターBOX」(4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray Disc 4枚組、20,000円+税)は11月10日発売 発売元:東映ビデオ 販売元:東映