セリーヌ・シアマ監督の過去作『トムボーイ』公開日決定!ポスタービジュアルも
カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞を受賞した『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督の過去作にして長編2作目である『トムボーイ』が、9月17日より公開されることが発表され、あわせてポスタービジュアルも公開された。
2011年にインディペンデント映画として製作され、日本の劇場では未公開だった本作は、第61回ベルリン国際映画祭でテディ賞審査員特別賞を受賞したほか、世界各国の映画祭で高い評価を得た。引っ越し先で「ミカエル」と名乗り、男の子として過ごそうとする10歳のロールが主人公だ。新しく出会った友人たちや少女リザとの出会いを通して、ジェンダーとアイデンティティーを模索する主人公の姿が描かれる。
公開されたポスタービジュアルには、ゾエ・エランふんするロール(=ミカエル)が真っすぐ前を見つめる姿が映り、「きみの名前は?」というキャッチコピーが添えられている。オーディションで出会ったゾエについて、シアマ監督が「逸材だった」と語ったのも納得の存在感を放っている。(今井優)