『死霊館』ジェームズ・ワンの新作ホラー『マリグナント』予告編公開
映画『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン監督がメガホンを取った新作ホラー『マリグナント(原題) / Malignant』の予告編が、米ワーナー・ブラザーズの公式YouTubeチャンネルで公開された。
今やDC映画『アクアマン』などを手がけるワン監督が、『死霊館 エンフィールド事件』(2016)以来、約5年ぶりにホラー映画に復帰した本作。予告編によると物語は、現実に起きた殺人事件の瞬間を夢に見る主人公マディソンが、自らの幻視の謎を追ううちに、幼少期にいた空想上の友人ガブリエルが、現実の自分に迫ってきていることに気がつくというもの。タイトルのマリグナントは「悪性」などを意味する言葉。
Colliderなどによると、ダリオ・アルジェント作品に代表されるイタリアのジャッロ映画に触発されたという本作だが、予告編には、ワン監督らしい日本のホラー的な心霊描写を予感させる場面もあり、さまざまな要素が融合した新しいテイストの一本になることを期待させる。
ヒロインのマディソンを演じるのは、『アナベル 死霊館の人形』(2014)にも出演したアナベル・ウォーリス。そのほか『アナベル 死霊博物館』(2019)の人気子役マッケナ・グレイス、『死霊館のシスター』(2018)に出演し、実生活でワン監督のパートナーでもあるイングリット・ビスなど『死霊館』ファミリーが集合。イングリットはワン監督と共に原案にクレジットされており、アケラ・クーパーが脚本を担当した。アメリカでは9月10日の劇場公開と同時に動画配信サービス HBO Max で配信予定となっている。(編集部・入倉功一)