中村獅童が17キロ減量 共演者もザワザワ
中村獅童が20日、都内で行われた映画『孤狼の血 LEVEL2』完成披露プレミアイベントに出席。主演を務める松坂桃李が、かなりの減量をして作品に臨んだことが話題にあがると、中村も映画の撮影時より17キロも減量したことを明かし、会場を沸かせた。イベントには鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、斎藤工、早乙女太一、滝藤賢一、吉田鋼太郎、白石和彌監督、原作者の柚月裕子も出席した。
柚月の小説を白石監督が映画化し、各映画賞で高い評価を受けた『孤狼の血』(2018)の3年後をオリジナルストーリーで描く本作。亡くなった大上章吾(役所広司)の遺志を継ぎ広島の裏社会を取り仕切るようになった刑事・日岡秀一(松坂)が、刑務所から出てきた上林組組長・上林成浩(鈴木)と壮絶な抗争を繰り広げる。
中村は、前作で大上の違法捜査を取材した安芸新聞社の記者・高坂隆文役として再登場。今作では、裏社会との結びつきを疑い日岡をマークするが、日岡役の松坂に対して「前作では一緒のシーンがなかったのですが、今回ご一緒して、すごくシャープに作り込んできましたね」と印象を述べた中村は、「僕もこの時の撮影から17キロも絞っているのですが、誰も気づいてくれないんです。結局は変わっていないんですかね」と苦笑い。すると松坂は「ヒゲの量がすごいから分からないんじゃないですかね」と気づかい、MCを務めたケンドーコバヤシも「痩せましたね」とその変化に触れていた。
また、中村は本作で日岡を苦しめる上林を演じた鈴木について「クランクイン初日に鈴木亮平さんとご一緒したのですが、本当に怖くて、足が震えました」と発言。早乙女も、ジャージ姿にマスクをして現れた鈴木の佇まいに「広島のやべー奴が来たと思って怖かった」と鈴木の徹底した役づくりを物語るエピソードを明かしていた。
個性的な登場人物が躍動する本作。白石監督は「これだけの俳優の熱量と、一流の映画人たちの技術が詰め込まれたスーパーエンターテインメントを楽しんでほしい」と期待をあおると、主演の松坂も「無条件にパワーとエネルギーをもらえる映画になったと思っています」と作品の出来に胸を張っていた。(磯部正和)
映画『孤狼の血 LEVEL2』は8月20日より公開