『ダイ・ハード』第6弾、企画が消滅
映画『ダイ・ハード』シリーズ第6弾『マクレーン(原題) / McClane』の企画が消滅してしまった。プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが、Polygonのインタビューで認めている。
【動画】マクレーンの息子も登場した前作『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
ブルース・ウィリスふんする世界一運の悪い男・ジョン・マクレーン刑事の奮闘を描くアクションシリーズ。前作『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2012)に続く予定だった『マクレーン(原題)』は、続編かつ前日譚でもある作品として、若かりし頃のマクレーン刑事が登場。既報では、第4弾『ダイ・ハード4.0』を手がけたレン・ワイズマンが監督に復帰し、R指定で製作される可能性があるとも言われていた。
新作映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』のプロモーションのため、同サイトのインタビューに応じたロレンツォは「『マクレーン(原題)』は実現しない」と断言。企画は2015年頃から20世紀フォックス(現:20世紀スタジオ)が進めていたが、2019年にディズニーがフォックスを買収した影響で頓挫。ロレンツォも、ディズニーでのシリーズ存続について「彼らのプランはわからない」と発言している。
幻となってしまった『マクレーン(原題)』は、「非常に興味深い内容だった」とロレンツォ。「ブルースを起用しながら、若きジョン・マクレーンを登場されることはユニークで、観客は両バージョンのマクレーンを観ることができる。『ゴッドファーザーPART II』にも少し似ているんだ」と同サイトに構成を語っていた。(編集部・倉本拓弥)