城桧吏「いろいろな役ができる俳優になりたい」
俳優の城桧吏が1日、都内で行われた映画『都会のトム&ソーヤ』(全国公開中)公開記念オンライントークイベントにサプライズで登場した。
城が初主演を務めた本作は、同名の推理小説シリーズを実写映画化した冒険ストーリー。類いまれなサバイバル能力を持つ内藤内人(城)と、学校一の秀才である御曹司の竜王創也(酒井大地)の凸凹中学生コンビが、ゲームクリエイターユニット「栗井栄太」が仕掛けるリアルRPGゲームのクリアを目指して推理と冒険を繰り広げる。
この日のイベントは原作者のはやみねかおる、脚本の徳尾浩司が登壇し、物語を作るにあたって意識していることなどの裏側を明かすトークショーとなったが、途中で城と、共演の酒井がサプライズで登場した。
台本を読んだ時にページをめくるスピードが早くなったという、息ぴったりの二人。城は「あっという間に読み終わるくらい面白かった。これをどこで撮影するんだろうと、想像するのが楽しかった」という。原作者のはやみねも「終わりの方で、この二人は本当に仲がいいんだな、というのが画面から伝わってきて。観ていてうるっとくるくらいの気持ちになりました」と感じることが多かった様子。
そんな二人が今後やってみたい役として、「僕はいろいろな役ができる俳優になりたい」と切り出した城。「僕は怖い役をやったことがないので、一回やってみたいですし、あとはアクションもやってみたい。体を動かすのは好きなので、ワイヤーを使って飛んだりとかもしてみたい」と語ると、酒井も「僕も桧吏とかぶるけど、アクションをやってみたい」と続けた。
さらに酒井は「相棒が桧吏で良かった。最初の映画が『都会のトム&ソーヤ』で良かったなと思っています」としみじみ。その言葉にはやみねも「子どもたちが成長していくのはうれしくて仕方ないですね。本当にいい映画にしてくださった。キャスト、スタッフの皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです」と感極まった様子を見せた。
城は最後に「映画を観ながら謎解き感覚で楽しめる映画ですし、内人と創也が、お互いに足りないものを補いあう姿も魅力的なので、ぜひ映画館に足を運んでください」とメッセージを送った。(取材・文:壬生智裕)