「彼女はキレイだった」小芝風花、コメディーからシリアスまでヒロインとしての魅力
ドラマ「彼女はキレイだった」(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜よる9時~放送)で、 小芝風花がヒロインを好演している。
韓国の人気ラブコメディーを原作とする本作は、心優しい少年から“最恐毒舌”エリートに成長を遂げた宗介(中島健人)と、かつて優等生美少女だったが残念女子となってしまった愛(小芝)による初恋の行方を描く。出版社に就職した愛は、宗介が副編集長に就任したファッション誌「ザ・モスト」の編集部で働き始める。
初恋の相手だと気づいていない宗介にキツく当たられながらも、愛は持ち前の明るさで慣れない仕事に奮闘。時折「自分なんか」と自信がない様子を見せるが、仕事に集中し過ぎて周りが見えなくなる宗介に対してしっかりと自分の意見を伝えることもある。
愛役の小芝は、宗介や編集部員の樋口(赤楚衛二)とのコミカルなシーンでは決してオーバーになりすぎず表情豊かに愛を演じており、宗介との関係や仕事に悩む場面では、切ない顔で雰囲気をガラリと変える。そんな小芝の演技に魅了された人も多く、SNS上には、「表情豊かでかわいい」「明るい演技もシリアスな演技も両方いい」「引き込まれる」といった声が上がっている。
小芝は、1997年生まれ、大阪府出身の24歳。2011年に実施された「ガールズオーディション2011」でグランプリを受賞し、実写映画『魔女の宅急便』(2014)で主人公キキ役を担った。ドラマ「トクサツガガガ」(2019)では、特撮をこよなく愛する隠れオタクの演技が好評を博し、近年は「ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ」「美食探偵 明智五郎」「妖怪シェアハウス」「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」とコミカルからシリアスまでふり幅の広い作品でインパクトを残している。
「彼女はキレイだった」は、10日に第5話が放送となる。これまでに、愛のことを初恋の相手と気づいていない宗介と愛のもどかしい関係が少しずつ変化。物語も中盤となり、樋口と愛の親友・桐山梨沙(佐久間由衣)を含めた複雑な恋模様の進展が気になるところだ。(編集部・梅山富美子)