『ワイルド・スピード』第9弾でハンドル握ったラムジー役女優、実は免許持っていなかった
映画『ワイルド・スピード』シリーズでラムジー役を務めるナタリー・エマニュエルが電話インタビューに応じ、第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(公開中)で描かれたラムジーの初運転シーンについて語った。
第7弾『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)で初登場したラムジーは、あらゆるシステムに侵入できる追跡装置を開発した天才ハッカー。普段は助手席からファミリーをサポートしているが、最新作ではひょんなことから自らハンドルを握ることに。運転の仕方を全く知らない彼女は、初運転でいきなり巨大な貨物トラックに乗り込み、街中を爆走する。
ラムジーが運転すると知った時、思い切り笑ってしまったというナタリー。「すごく面白いアイデアだと思いました。ラムジーは他のメンバーと違って、ストリート・レースに関するバックグラウンドがありませんし、彼女の役目はあらゆるシステムをハッキングして、技術的にファミリーをサポートすること。今回ラムジーが運転することで、彼女が『ワイスピ』ファミリーの中でも異色の存在だということを改めて証明できたんです。運転経験ゼロなのに、ハンドルを握って堂々と運転できてしまうところは、彼女らしいですよね」と興奮気味に語る。
いつもクールなラムジーが運転席で慌てふためく姿は実に微笑ましい。ナタリーは、「10代の頃に運転の仕方を学んだことはあるのですが、免許試験は受けていないんです」と実生活でも運転免許は持っていないと告白する。「映画に出てきた大型トラックを運転するためには、特別な免許が必要です。仮に私が普通免許を持っていたとしても、簡単には運転できないんですよ」と続けたナタリーは、「アクセルの踏み方やギアの動かし方など、運転を学んだ当時を思い出しながら撮影しました。私のぎこちない姿が運転未経験のラムジーと重なって、ドライブシーンはすごく自然でリアルな感じに仕上がっているんです」とコメント。運転できない彼女の悪戦苦闘ぶりが、そのまま作品に反映されたという。
予想外のドライビングテクニックを披露したラムジー。次回作でも運転する可能性について、ナタリーは「可能性は無限大です。ラムジーは飲み込みが早いし、あらゆることに適応できる能力があります。個人的には、『ワイルド・スピード』第10弾でラムジーに運転免許を取らせてあげたい。合格したら、みんなが『おめでとう』と祝ってくれる光景が見たいんです(笑)」と期待を寄せる。また、トラックの次に運転してみたい車について聞くと「アストンマーティンのクラシックカーには、もともと興味があります。あと、知り合いのお父さんが乗っていたジャガーのスポーツカーも憧れです」と笑顔で回答していた。(編集部・倉本拓弥)