なぜ『ワイルド・スピード』は第11弾で完結するのか…?ヴィン・ディーゼルが理由語る
映画『ワイルド・スピード』シリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が日本でも公開を迎えた。今年で20周年を迎えたシリーズは、第11弾で完結することが決定済み。世界中で愛されるシリーズを畳む理由について、主演のヴィン・ディーゼルがValtureのインタビューで明かしている。
ロサンゼルス屈指のストリートレーサーだった主人公ドミニクは、今では世界の平和を守るために悪党と戦うヒーロー的存在に。続編の製作と比例して、作品のスケールも大きくなり、大切な仲間=ファミリーも次々と登場。メインシリーズだけでなく、人気キャラクター二人がタッグを組んだスピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)も誕生した。
「ドミニクを演じることができたのは、本当に嬉しいこと」と切り出したヴィンは、シリーズが幕を閉じる理由について「全ての物語にはフィナーレが必要さ。だから完結する」と回答。このタイミングで完結編を作ることが、ストーリーにおいて相応しいことだと語る。「全ての本には最終章があるよね。それこそがストーリーテリングなんだ。もちろん、『ワイルド・スピード』が永遠に続いてほしいと願う人たちがいることもよく理解してるよ」
シリーズが20年も続いたのはファンのおかげと感謝したヴィンは、「多くの人にとってほろ苦い別れになるかもしれないが、全てのファンにフィナーレを捧げたい」と一言。ファンが納得するメインシリーズの完結を約束している。
ヴィンによると、『ワイルド・スピード』第10弾は2023年、第11弾は2024年の全米公開を目指して製作予定とのこと。また、ローマン役のタイリース・ギブソンは、続編2本が連続して撮影されるとColliderに語っている。(編集部・倉本拓弥)