その名を5回唱えると…ジョーダン・ピール製作・脚本のホラー『キャンディマン』10月公開
映画『CANDY MAN(原題)』の邦題が『キャンディマン』に決定し、10月15日より劇場公開することが明らかになった。あわせて日本オリジナル版ビジュアルと予告映像が公開された。
凶悪な殺人鬼による忌まわしき都市伝説を描いた1992年のカルトホラー映画『キャンディマン』を現代に蘇らせた本作。監督を務めるのは、31歳にして『キャプテン・マーベル』続編の監督に就任し、MCUシリーズで初の女性黒人監督として抜てきされたことでも話題を呼んだニア・ダコスタ監督。製作・脚本には『ゲット・アウト』『アス』などを手掛け、脚本家、監督、俳優、コメディアンとして活躍するジョーダン・ピールが名を連ねている。
物語の舞台は、シカゴに現存した公営住宅「カブリーニ=グリーン」地区。この界隈では、鏡に向かってその名を5回唱えると、右手が鋭利なフックになった殺人鬼に体を切り裂かれるという怪談めいた都市伝説が語り継がれていた。老朽化した最後のタワーが取り壊されてから10年が経ち、恋人とともに新設された高級コンドミニアムに引っ越してきたヴィジュアルアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探求していたところ、公営住宅の元住人だという老人から、その都市伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かされる。
主人公アンソニーを演じるのは、DC映画『アクアマン』で強敵・ブラックマンタを演じ、『マトリックス』シリーズ最新作へ主要キャストとして出演することも決定しているヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世。恋人兼ビジネスパートナーとしてアンソニーを支えるブリアンナ役をMCUのドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」や『キャプテン・マーベル』の最新作に出演することも決定しているテヨナ・パリスが務めている。
公開された予告映像は、アンソニーの「都市伝説だが、彼の名前を鏡の前で5回唱えると、目の前に現れて殺される」というセリフに誘われるように、若者たちが面白半分でその名を呼び、キャンディマンの餌食になっていく衝撃のシーンから始まる。そして、キャンディマンの都市伝説に魅了され、名前を唱えた者たちは、次々に見えない何かに襲われていくことに。右手に鋭利な鉤爪を持ち、無数の蜂に包まれた殺人鬼キャンディマンの恐怖が期待を高める仕上がりとなっている。(編集部・大内啓輔)