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高畑充希が『浜の朝日の嘘つきどもと』ロケ地の映画館を再訪「母校みたいな感覚」

高畑充希「憩いの場は実家」
高畑充希「憩いの場は実家」 - (C) 2021 映画『浜の朝日の嘘つきどもと』製作委員会

 女優の高畑充希が11日、福島県・南相馬の映画館「朝日座」で行われた映画『浜の朝日の嘘つきどもと』の舞台あいさつに登壇。本作の舞台となった同館への凱旋に「ノスタルジックな感覚です。朝日座は少し“母校”みたいな感覚」と喜びを語った。

高畑充希『浜の朝日の嘘つきどもと』映画愛あふれる場面カット【写真】

 本作は、福島県南相馬市に実在する映画館「朝日座」を舞台に繰り広げられる人間模様を描いた人間ドラマ。さまざまな災禍を免れ、街の人々に愛されてきた歴史ある名画座が閉館の危機に直面する。本作の後日譚となるドラマ版から引き続き、高畑が主演を務め、『百万円と苦虫女』『ロマンスドール』などのタナダユキが監督・脚本を務めた。この日、高畑。は昨年夏の撮影以来、1年ぶりに「朝日座」に共演者の大久保佳代子佐野弘樹、タナダ監督と共に凱旋を果たした。

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 高畑は朝日座について「1年前、夏の暑い時期に朝日座で撮影して以来、久々に来ましたが、変わらず朝日座がどっしり存在していて、自分が1年前に戻った気がしてノスタルジックな感覚です。朝日座は少し“母校”みたいな感覚があって、入った瞬間に(撮影中のことを)思い出すところがあるので、今日戻って来られてうれしいです」と振り返る。また、高畑ふんする莉子の高校時代の恩師・茉莉子先生を演じた大久保は「夕暮れが差し掛かってきた頃、外の待合室にいた時に、そこから見る朝日座の外観が『わー頑張って立ってるな、がんばれ!』という感覚がありました。建物と雰囲気の印象が強く残っています」と懐かしんだ。

高畑充希 浜の朝日の嘘つきどもと
(C) 2021 映画『浜の朝日の嘘つきどもと』製作委員会

 同じシーンの撮影が多かった高畑と大久保、そして茉莉子先生のパートナーでベトナム人の技能実習生、チャン・グオック・バオ役の佐野。大久保については「茉莉子先生とは長回しのシーンがあったのですが、大久保さんと普通になんてことない会話をしている気持ちになっていった」と話すと、すかさず大久保が「口が悪いレベルが同じなんだと思う」と突っ込み、ここでも息の合った掛け合いを披露。すると、高畑が「大久保さん、めっちゃ可愛かった!」、佐野も「本当に魅力的で、可愛くて、胸がときめきました」と恥ずかしそうに告白。大久保が「嘘臭い!」と返して笑いを誘った。

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 また、高畑の印象について大久保は「莉子という役柄が、ワガママなときと、犬が震えているみたいな不安そうな表情を見せるときがあるので、本当に可愛く見えてきて。ほっといたらどんどん小さくなるんじゃないかな、可愛いな、犬みたいだな、という感覚になって、気持ちを乗せてもらい、いい関係性ができました」と語る。さらに「これだけしっかりセリフのある役は初めて」と明かしつつ、高畑から長ゼリフのときには「最悪カンペを見ればいい!」とアドバイスをもらったことを笑いつつ振り返った。

高畑充希 浜の朝日の嘘つきどもと
(C) 2021 映画『浜の朝日の嘘つきどもと』製作委員会

 この日は、舞台となった「朝日座」が多くの人に愛され続けていることにちなんで、憩いの場について聞かれると、高畑は「実家。小さいテラスがあって夏になるとバーベキューをするのですが、両親も人に会うのが好きなので実家にたくさん人を呼ぶ。私がいなくても、友人が来ていたり」と回答。続けてコロナが落ち着いたら「お酒が飲めて、犬と猫アレルギーがなければ、ぜひ!」と誘うと、大久保も「すぐ行きます」と返し、仲睦まじい様子を見せた。

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 最後に、タナダ監督は「南相馬でたくさん撮影した作品なので、ぜひロケ地にも足を運んでほしいです。ちょっと嘘をついてもいいので、おもしろかったよと広めてください」と冗談をまじえてメッセージ。高畑は「やっとみなさんに観ていただけてうれしい。(撮影中は)1年後もっとよくなっていると思っていたので少し寂しいですが、明日の元気につながれば」と期待を込めた。(編集部・大内啓輔)

映画『浜の朝日の嘘つきどもと』は9月10日より公開、8月27日より福島県にて先行公開

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