MCU初期から暗躍!マーベル『シャン・チー』テン・リングスの歴史
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品に度々登場する組織テン・リングスが、最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(9月3日全国公開)で帰ってくる。過去作における組織の動きを振り返ると共に、MCU初期に立ち返る『シャン・チー』でのテン・リングスに迫る。
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テン・リングスが初めて登場したのは、MCUの原点でもある『アイアンマン』(2008)。主人公トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)を拉致したテロ集団の名称で、トニーに新型兵器を作るように迫った。10個の指輪をモチーフにした紋章は、『シャン・チー』の予告編にも登場している。
続く『アイアンマン2』(2010)でも暗躍していたテン・リングス。シリーズ第3弾『アイアンマン3』(2013)では組織の首領マンダリンが登場したかに思えたが、実際はトレバー・スラッテリーという俳優が彼を演じていただけで、本物は姿を見せていない。
『アイアンマン』シリーズでは組織としてその名が明かされたテン・リングスは、最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で主人公シャン・チーの戦いを加速させる“武器”として登場。悪に染まった彼の父(トニー・レオン)は、伝説の腕輪(テン・リングス)の力で世界を支配しようとしており、後継者として育て上げた息子と対決する。
主人公シャン・チー役のシム・リウは、「テン・リングスはミステリアスな物体だよ。シャン・チーの父が装着すると、それには信じられないほどのパワーがあることを理解する。そして、そういうパワーを召喚して、軍隊だって壊滅させてしまうことができるんだ。彼はまた、このリングを身につけている限りは、好きなだけ生き続けることもできるのさ」 とテン・リングスに秘められたパワーについて語っている。別々の道を歩んだ親子の戦いが、いかにして『アイアンマン』シリーズとリンクするのか。MCUにおける謎の一つだったテン・リングスの正体も気になるところだ。(編集部・倉本拓弥)