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伝説のハガキ職人の半生描く「笑いのカイブツ」映画化!岡山天音が主演

(左)ツチヤタカユキ「笑いのカイブツ」(文春文庫)定価:814円(税込)、(右)主演の岡山天音
(左)ツチヤタカユキ「笑いのカイブツ」(文春文庫)定価:814円(税込)、(右)主演の岡山天音

 “伝説のハガキ職人”と言われたツチヤタカユキの青春私小説「笑いのカイブツ」が映画化され、岡山天音が主演を務めることが発表された。

【写真】岡山天音のスーツ姿!

 2015年から始まったウェブ連載が話題を呼び、2017年に書籍化された「笑いのカイブツ」は、ツチヤの類まれな半生をつづった実話の物語。世の中の不条理や常識に苦しみながらもピュアに尖り続け、笑いに命を懸けるツチヤの儚くも尊い日々を描き出す。

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 小説の著者で主人公のツチヤタカユキを演じる岡山は、以前からツチヤのことを知っていたそうで、「そもそもラジオのヘビーリスナーだった自分にツチヤタカユキ役のお話が来たことにも不思議な感慨を覚えております。映画を通し、ツチヤと皆様の間に、ほどけない繋がりが結ばれます様、精一杯楽しもうと思います」と意気込んだ。

 メガホンを取るのは「鈴木先生」「女はそれを許さない」など数多くのドラマで演出を務めてきた滝本憲吾監督。2021年夏に撮影開始し、2022年の劇場公開を予定している。(須田璃々)

コメント全文

■岡山天音
舞台となる大阪には、昔から思い入れがあり、今回、カオス極まるその地で撮影に臨める事を嬉しく思います。
そもそもラジオのヘビーリスナーだった自分にツチヤタカユキ役のお話が来たことにも不思議な感慨を覚えております。僕の元へ来たツチヤと共に、大阪の街で生き延びようと思います。
映画を通し、ツチヤと皆様の間に、ほどけない繋がりが結ばれます様、精一杯楽しもうと思います。

■ツチヤタカユキ(原作者)
25歳。
東京から大阪に帰る僕に、あの人は、こう言った。
「大阪に帰ったら、小説書けよ。お前なら書ける」

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27歳。
笑いを辞める事を、あの人に伝えた。
言われた言葉は、再び、
「私小説を書けばいいよ。お前なら書ける」

人生の全てをぶっ込んだ笑いを失った僕に、残ったのは、その言葉だけだった。
死にたくてたまらなかった、あの日の夜。
同じように、死にたい夜を、過ごしている奴らが、居るような気がした。
僕は、そいつらのための、小説を書く事にした。

あなたが「死にたい」と思って過ごす、そんな夜に、この映画を捧ぐ。

■滝本憲吾監督
カイブツと呼ぶなら呼べばいい
破壊なくして創造なし
そんな一人の人間の物語です。
是非とも映画館で笑ってください。

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