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「仮面ライダーゼロワン」岡田龍太郎、バルカン・不破諫に別れを告げた日

岡田龍太郎、仮面ライダーバルカンに込めた熱い思い『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』インタビュー » 動画の詳細

 特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」(2019~2020)で不破諫/仮面ライダーバルカンを演じた岡田龍太郎がインタビューに応じ、シリーズ完結編となるVシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』でこだわり抜いた変身ポーズや、テレビシリーズから演じてきた諫に別れを告げた撮影最終日を振り返った。

【動画】ローンウルフ変身ポーズの解説も!インタビューの様子

不破諫との別れに涙…青空が綺麗だった最終日

仮面ライダーバルカン ローンウルフと仮面ライダー滅亡迅雷が激突 - (C) 2021 石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映 (C) 2019 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 対人工知能特務機関A.I.M.S.(エイムズ)の隊長として、人類滅亡を掲げる滅亡迅雷.netと死闘を繰り広げた不破諫。テレビシリーズ後半でA.I.M.S.を抜け、街の平和を守る仮面ライダーとして新たな道を進んできた。刃唯阿(井桁弘恵)とタイトルロールを担う本作も、諫の物語の延長線上として役に入り込めたという岡田は「最後で自分にバトンが回ってきたと言いますか、物語に決着をつけるという意味で、ものすごい大役を授かったなという気持ちです」と心境を明かす。

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 諫と唯阿、そして「ゼロワン」シリーズの物語にピリオドが打たれる本作。キャラクターに別れを告げる最終日は、クライマックスのワンシーンを一人で撮影していた。「とにかく納得して終わりたかったので、とことん突き詰めました」

 メイク中、鏡に映った自分の姿を見て、諫との別れを実感した岡田。撮影現場へと向かうバスの中で思わず涙がこぼれたという。「1年半いろんなことがありましたし、諫との別れも込み上げてきて……。しかも、その日空がすごく綺麗だったんですよね。ほんとに雲一つない青空で、バルカンの最後を彩ってくれたのかなと思いました。あの日は、僕と諫が別れた日ですね」

ローンウルフへの変身ポーズは自ら考案

ゼロワンドライバーを使って変身する不破諫 - (C) 2021 石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映 (C) 2019 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 これまでショットライザーを使って変身していた諫は、本作でゼロワンドライバーを装着。ダイアウルフゼツメライズキーを使用して、仮面ライダーバルカン ローンウルフへと変身する。「ちょっとワルっぽい感じがあって、敵ライダーとして出てきても成立するくらいの見た目をしているんですよ。正義なのか悪なのかわからないところがカッコイイ」と魅力を語る岡田は、「ゼロワンドライバーを使って変身することは、大役を任された感じがありましたし、緊張感をもって臨みました」と振り返る。

 両手を使ったローンウルフの変身ポーズは、岡田自ら考案したものだ。「バルカンは、子供たちが真似してくれるように、新フォーム毎に変身ポーズを変えていました。今回はストーリー自体が王道で、ランペイジバルカンのように飛び回るよりかは、肉弾戦で戦う仮面ライダーという雰囲気が相応しいと思い、個人的に好きだった仮面ライダー1号のような感じにしてみました」

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 昭和ライダーへのオマージュと共に、変身の際にパンチするバルカン初期フォームの雰囲気も残したかったと話す岡田。「変身ではトランポリンを使わせて頂き、変身する時の飛ぶ練習をしていました。途中、アクション監督が『そのままだと、本番ではできないぞ』と激励してくれて……。そこからアクション班の方が動画を撮ってくれたり、体の軸やジャンプする地点についてアドバイスを頂きながら、何回も練習しました。本番でも飛ばせて頂き、綺麗に着地できたなと満足しています」と手応えを感じていた。

諫と向き合う時間がすごく楽しかった

コミカルな不破さんも全力で演じきった岡田

 諫は仮面ライダーとしてクールに振る舞う一方で、飛電或人(高橋文哉)の一発ギャグにツボってしまうなど、コミカルな一面も見せてきた。岡田は「その振れ幅こそが不破諫の面白さだと思っています」と改めてキャラクターの魅力を語る。「諫は切り替えが激しくて、コミカルな面も徹底されていますし、カッコイイ時もビシッと決めます。キャラクターとして一貫性があるのにもかかわらず、どちらもこなせるというのが面白い。メリハリが必要なのは常に感じていますし、吹き出してしまう場面やこじあけのシーンは、真剣にやっているからこそ、笑いにもなるんです」

 テレビシリーズ放送時は、ほぼ毎週「不破さん」がTwitterのトレンド上位に入るなど、諫はファンから支持されるキャラクターとなった。岡田も「自分の名前を検索することは普段あまりしないのですが、トレンド入りしているとつい見ちゃうことがあって、自分の芝居に反応してくれることがすごく嬉しかった。視聴者が少しでも楽しんでくれればという思いで、ずっと芝居をしていました」とファンの声援をバネに走り抜けてきた。

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 テレビシリーズから演じてきた諫には、「ありがとう。楽しかったよ」と別れの言葉をかけてあげたいという岡田。「諫と向き合っている時間はすごく楽しかったし、役者をやっていてよかった。いろんな出来事の巡り合わせで出会ったキャラクターで、自分とも通じる部分がありますし、思い入れがあるんです。諫と出会えて本当によかったです」と笑顔で締めくくった。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

Vシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』は8月27日より期間限定で劇場上映 ブルーレイ&DVDは11月10日発売

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