沢口靖子、感極まり目を潤ませる ファンに感謝
女優の沢口靖子が4日、東京・丸の内TOEIで行われた映画『科捜研の女 -劇場版-』(公開中)の公開記念舞台あいさつに登壇。20年以上続く人気シリーズ初の劇場版で、作品ファンから大きな拍手を受けた沢口は、感極まって目を潤ませるシーンも見られた。舞台あいさつには、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、斉藤暁、渡部秀、山本ひかる、石井一彰、兼崎涼介監督も出席した。
人気テレビシリーズ「科捜研の女」初となる劇場版。同時多発的に世界各地で起きた科学者たちの連続飛び降り変死事件の真相を究明するために、京都府警科学捜査研究所の榊マリコ(沢口)や、相棒となる捜査一課の土門薫刑事(内藤)らが奔走する姿を描く。佐々木蔵之介が“シリーズ史上最強の敵”として、マリコの前に立ちはだかる天才科学者・加賀野亘を演じる。
1999年から20年以上も続く人気シリーズだが、劇場版は初ということで、沢口自身も、直接作品ファンを目の前にすることは、非常に稀なこと。コロナ禍で観客は満員時の50%に制限されているものの、熱狂的な作品ファンからの拍手を受け「熱い拍手をありがとうございます。今日の日を迎えられて胸がいっぱいです」と感無量の面持ちだった。
この日は、ファンからの応援コメントが舞台背面にバナーとして登場。熱いコメントを見て感激した様子の沢口は「小さい頃から観ていた『科捜研の女』にはいつも助けられていました」というコメントを読み上げると「わたしも皆さんからの熱いメッセージに助けられました。胸がジーンときています」としんみり。
続けて沢口は「映画の話があったのは2019年の秋。長年支えてくださったファンの皆さんのために精いっぱい撮影しようと思っていました」と当時を振り返ると、その後に起こるコロナ禍に思いを馳せ「まさかこんな事態になるとは思いもしませんでしたが、諦めずにこのメンバーで皆さんの前に立つことができて本当に嬉しいです」と感極まり目を潤ませた。
さらに沢口は、大きな拍手を送るファンに「わたしたちをこの場に連れてきてくださったのは、皆さんのおかげです。映画を観て、少しでも元気になってもらえたなら、わたしたちは幸せです。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。(磯部正和)