結木滉星、野島伸司作品の魅力は設定の面白さ「ただの恋愛ものじゃない」
若手注目俳優の結木滉星が、9日に実施されたFODオリジナルドラマ「エロい彼氏が私を魅(まど)わす」の完成発表会に出席し、野島伸司作品の魅力や印象的なセリフについて語った。
「高校教師」などで知られる野島が脚本を担当する本作は、結婚を間近に控えた主人公・仁美が、工事現場で偶然出会った筋骨隆々の男性・まなぶに惹かれ、葛藤する姿を描く恋愛ドラマ。結木は、好条件揃いの仁美の婚約相手・圭吾を演じる。
この日の発表会には、仁美役の松井愛莉、まなぶ役の笠松将も登壇。ヒットメーカーである野島が脚本を手掛けているが、結木は「毎回野島さんの作品は、単純に設定が面白いなと思うんですよ。ただの恋愛ものじゃないというか、ひとつ障害があって、難しい恋愛をする。それが魅力だなと思いました」とその魅力を分析。
また、結木は「時計の針は戻せない」というセリフが印象に残っているそうで、「このセリフが唯一、一対一で仁美とまなぶの二人に言っているんですよ。それが圭吾を表しているというか、今まで自分が作り上げてきたプライドの高い圭吾が自分に言い聞かせているようで、それがすごく印象的でした」と説明した。
一方、松井は脚本について「セリフ量が多すぎて、ちょっと衝撃を受けました」と告白すると、「こんなに覚えられるのかなと思って。ぶつぶつぶつぶつひとりで声に出して覚えました」と述懐。作品の世界観については「実際に起こりえそうじゃないですか? 深い話だなとも思いましたし、ドラマはテンポよく描かれているんですけど、考えさせられるセリフもあって、自分だったらどうするんだろう、結婚って何なんだろう? って自分自身が思っちゃいました」と語った。
結木も圭吾を演じながら「判断が僕だったらと考えても答えが出ないな」と思ったといい、「それぞれの目線で見ると面白いなと。男子の目線だと全然違うし、逆にみんなだったらどうなんだろうと気になります」とコメント。さらに、「すごいテンポもいいし、見やすいと思うので、通勤時間に見たりもできるので、それぞれの形で見てほしいなと思います」と呼びかけた。(須田璃々)
FODオリジナルドラマ「エロい彼氏が私を魅わす」は9月18日0時~FODで配信