まさかの展開!「TOKYO MER」最終回のキーマンがトレンド入り
12日、鈴木亮平主演の日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)の最終回が放送され、タイトルがTwitterトレンド1位になったほか、「音羽先生」「白金大臣」「喜多見先生」「喜多見チーフ」などドラマに関連する複数のワードがトレンド入りした(※ネタバレあり。先週10話からの詳細に触れています)。
本作は、都知事の命で新設された救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の活躍を描く医療ドラマ。最終回では最愛の妹・涼香(佐藤栞里)を亡くし、失意のどん底にいた「TOKYO MER」のチーフドクター・喜多見幸太(鈴木)の試練が描かれた。
最終回では、「TOKYO MER」を発案した都知事の赤塚梓(石田ゆり子)が意識不明のまま生死の境をさまよい、喜多見の右腕で厚生労働省の官僚でもある音羽尚(賀来賢人)は大物政治家・天沼(桂文珍)に逆らえないまま、MER解散が決定しようとしていた。そんななか、涼香の命を奪ったエリオット・椿(城田優)が都内で複数の連続爆破テロを引き起こす。
最終回のキーマンとなったのは、これまで「TOKYO MER」を潰そうと躍起になっていた厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真紀子)。一度はMERの解散が決定するも瀕死の赤塚を訪ね、なぜ過去に傷を持つ喜多見をチーフに据えたのかと真意を問い、赤塚のある言葉が彼女を突き動かすこととなった。とりわけ、白金の「天沼幹事長、引っ込んでいてもらえますか?」の一言は視聴者をシビれさせたようで、その勇姿に「かっこいい」と絶賛の嵐。ちなみに昨年放送された日曜劇場「半沢直樹」でも当初、ヒールと見られていた国土交通大臣・白井亜希子(江口のりこ)がどんでん返しの展開を見せ、なおかつ白いスーツと着用していたことから二人の姿を重ねる声も多く見られた。
そして、喜多見と衝突しながら最終的には彼の「待っているだけじゃ救えない命がある」のモットーを受け継ぎ、喜多見不在の間、チームを束ねた音羽。別人のように変わり果て自宅に引きこもる喜多見を「あなたはここで何をしているの!?」と揺さぶった元妻で循環器外科医の高輪(仲里依紗)。そうして喜多見が現場に駆け付けた際には、彼に反発していた東京消防庁・即応対処部隊隊長・千住(要潤)が放った「あいつが来ただけで何とかなる気になっちまう」の言葉に視聴者から多くの共感が寄せられていた。
失意の喜多見が仲間に支えられ試練を乗り越える……と思われた矢先、さらなる事件が発生。喜多見の決断に初めてメンバー全員が反対する一幕もあり、正義と職務の狭間で葛藤する彼らに放った喜多見の重い言葉には一同が涙していた。
本作で理想のリーダーを好演し、お茶の間で支持された鈴木亮平は、新作映画でもリーダー役に。歴史小説の大家・司馬遼太郎の同名ベストセラー小説に基づく『燃えよ剣』(10月15日公開)では、新選組局長・近藤勇を演じる。コロナ禍の影響でおよそ1年半、公開が延期されていたが、間もなくその勇姿が見られる。(編集部・石井百合子)