スター・ウォーズ×日本の『The Duel』『のらうさロップと緋桜お蝶』あらすじ&場面写真が公開
日本のアニメーションスタジオが『スター・ウォーズ』の世界観を独自のビジョンで映像化する、ディズニープラスの短編アニメ映画集『スター・ウォーズ:ビジョンズ』より、9作品の中から神風動画が制作する『The Duel』、ジェノスタジオが制作する『のらうさロップと緋桜お蝶』のあらすじと場面写真が公開された。
【写真】トルーパーの姿が!『The Duel』『のらうさロップと緋桜お蝶』場面写真
『スター・ウォーズ:ビジョンズ』は、日本を代表するアニメスタジオ7社が、独自のビジョンから自由な発想で『スター・ウォーズ』の新たな9つの物語を描くオリジナル短編アニメ映画集。神風動画が『The Duel』、キネマシトラスが『村の花嫁』、サイエンスSARUが『T0-B1』と『赤霧』、ジェノスタジオが『のらうさロップと緋桜お蝶』、スタジオコロリドが『タトゥイーン・ラプソディ』、TRIGGERが『THE TWINS』と『The Elder』、プロダクションI.G.が『九人目のジェダイ』をそれぞれ制作する。
浪人の男とドロイドの旅を描く『The Duel』。男とドロイドは野盗集団による過酷な暴力の犠牲となっている村に立ち寄り、番傘型の赤いセーバーを携えた野盗の女ボスと出会う。公開された場面写真には、主人公の“ローニン”が赤いライトセーバーを引き抜くシーンが切り取られている。本作を手掛けた水崎淳平総監督(「崎」は「たつさき」が正式表記)は「スカイウォーカーサウンドとの音響作業で、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のダース・モールとクワイ=ガン・ジンとの戦いの効果音を一部そのまま使わせていただいた部分があります。ぜひ探してみてください」とファンにはうれしいエピソードを明かした。
種族を超えて紡がれる家族の絆を描く『のらうさロップと緋桜お蝶』。銀河帝国の強制労働者として捕らえられていた孤児のロップは、惑星タオに生きる弥三郎と娘のお蝶と家族のように暮らしていたが……。公開された場面写真には、ウサギのような姿をした孤児のロップとお蝶の姿が映る。本作を手掛けた五十嵐祐貴監督は「本来ジェダイの物語はスカイウォーカー家やパルパティーン家の血縁の物語にとどまりません。そういった『スター・ウォーズ』の拡張可能性を表現するために、主人公は非血縁であり、その絆をめぐってライトセーバーが継承される話にしようと思いました」と物語の着想についてコメントした。(今井優)
『スター・ウォーズ:ビジョンズ』はディズニープラスにて9月22日より独占配信開始