岡田准一、フェンシング金メダリストに突きを披露!何度も実践しストイックさ見せる
岡田准一が24日、大手町三井ホールで行われた映画『燃えよ剣』の公開記念スペシャルトークイベントに、東京オリンピック2020フェンシング男子エペ団体金メダリストの見延和靖、山田優、加納虹輝と共に出席。岡田は金メダリストたちと剣技についての熱いトークを展開すると、フェンシングの剣を手にして目を輝かせながら振り込みという技にチャレンジした。イベントにはタレントで日本フェンシング協会会長の武井壮も参加した。
本作は、司馬遼太郎の同名小説を『クライマーズ・ハイ』などの原田眞人監督が新たに映像化した時代劇。討幕派勢力の制圧に奔走する新選組の副長・土方歳三の姿を、近藤勇や沖田総司といったほかの志士たちの人生と共に活写する。『関ヶ原』で原田監督と組んだ岡田が土方歳三役を務めている。
岡田は本作で、主演を務めながら殺陣師としても作品に参加した。「原田監督がドキュメント風に撮ることと、創作性を混ぜることを大切にしていたので、流れのなかで殺陣を作ることを意識しました」と語ると、幕末の剣術を研究し、どうエンターテインメントとしてキャラクターを立てた殺陣にするかに注力したという。
日ごろから武術を習い、アクションに活かしている岡田は、先のオリンピックで金メダルを獲得したフェンシングチームの剣にも注目していたよう。見延らを前に「現代の最強剣士たちですよね」と興奮気味に語ると「接近戦のなかで、ロング、ミドル、ショートと使いこなす剣の腕前はもちろんですが、流れをつかむタイミングを理解して戦っているのがすごい」と称賛する。
一方、金メダリストたちも劇中で岡田が見せた殺陣に魅了されたようで、見延が「斬るだけではなく、投げたり体をぶつけて弾き飛ばしたりする剣術からいろいろなことを学ばせてもらいました」と語ると、山田も「フェンシングをやっているので剣の扱い方が気になりました。刀の錆を丁寧に磨いたりする姿が、自分に重なりました」と感想を述べた。
イベント後半では、山田と加納が実際に実演することに。華麗な剣さばきを目の前にした岡田は「やっぱり生で見ると格好いいですね。やってみたい」とリクエスト。フェンシングの剣が登場し、見延からいろいろな技を教えてもらうと、岡田の目はキラキラに輝き、金メダリストに突きをお見舞いするシーンも。さらに岡田は“振り込み”という剣をしならせて相手の背中を突く技を何度も実践し、ストイックぶりを見せた。(磯部正和)