『DUNE/デューン 砂の惑星』出水ぽすかの特別イラスト、監督が絶賛
漫画「約束のネバーランド」の作画などで知られる出水ぽすかが、映画『DUNE/デューン 砂の惑星』(10月15日公開)の特別イラストを描き下ろした。
作家フランク・ハーバートのSF小説を『君の名前で僕を呼んで』などのティモシー・シャラメ主演で実写化した本作。砂漠の惑星“デューン”を舞台に、未来を見る能力を持つ青年、ポール・アトレイデス(ティモシー)の運命と成長を描く。『メッセージ』『ブレードランナー 2049』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンを取った。
出水が描き下ろした特別イラストには、全宇宙の未来を託される主人公ポールをはじめとするアトレイデス家のキャラクターだけでなく、宿敵ハルコンネン家、襲い来るサンドワームなどが描かれている。
ヴィルヌーヴ監督は今回のコラボレーションについて「とても感動しています。キャラクターと映画の精神/スピリットを大切にしつつ、自分のものにしてくれているのが見てわかりますから。重力の使い方や、ドローイングの力学に何か特別なものを感じますし、非常に美しいなと思います。とても詩的ですし。他のアーティストが(自分の作品の)『画』から何かを感じ、自分の作品に落としてくれているというのは、僕にとってもとても感動的なことです。美しい贈り物だと感じます」と絶賛。
出水は本作について「緊迫感あるシーンの連続で息つく暇がありませんでした。異星での文化の違いが生活の端々で不気味に映り、壮大な砂漠の中にも小さな家族の息づかいを感じる物語です」と紹介している。
また、一足早く鑑賞した日本を代表するクリエイターからもコメントが寄せられた。樋口真嗣監督は「2020年代を背負うであろうこの映画を大画面で観ない理由は、もはや何もないのだ」、山崎貴監督は「本物のDUNEがそこにはあった。僕は2時間半、確かにアラキスに立っていた。そして、その歴史的な瞬間を目撃した」、神山健治監督は「映像が持つ“説得力”が、SF映画ということを忘れさせる。我々は間違いなくデューンに連れて行かれる」と語っている。(清水一)