Aぇ! group佐野晶哉『20歳のソウル』で映画初出演 神尾楓珠の親友役に
アイドルグループ・Aぇ! group/関西ジャニーズJr.の佐野晶哉が、神尾楓珠主演の『20歳のソウル』(2022年公開)で映画初出演を果たすことが明らかになった。
本作は、中井由梨子のノンフィクション「20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド」及び「20歳のソウル」を映画化するヒューマンドラマ。千葉県船橋市立船橋高校で受け継がれている応援曲「市船soul」の作曲者で癌により20歳という若さで亡くなった浅野大義さんの姿や、市船吹奏楽部の絆が生んだ奇跡を描く。
佐野は、主人公・浅野大義(神尾)の親友である佐伯斗真役でスクリーンデビュー。斗真は大義と同じ吹奏楽部員という役どころ。容姿端麗で音楽の才能もあるものの、学校生活や部活動に悩む日々を過ごす中で、何事にも真剣に向き合う大義の姿に心を動かされ、「市船soul」の作曲を手伝ったり、病にかかった大義を傍で励ます存在だ。
斗真は吹奏楽部で打楽器を担当しているが、佐野自身も Aぇ! group でドラムを担当する現役の音大生で、本作では打楽器とピアノの演奏を披露する。「はじめての映画出演がこの作品であったことにとても意味を感じています」という佐野は、「監督は、僕も大義くんと同じようにずっと音楽のそばで生きてきたことに触れ『存在するだけでいい』と言っていただき緊張を解いてくださいました。撮影前から市船高校のジャージを着てピアノやドラムを練習していたので、先生や部員のみんなの中での撮影は二回目の高校生活のようでした。ひとりでも多くの方に大義くんの作った曲と生き様が届き、僕が勇気をもらったように誰かの勇気になったら嬉しいです」と思いを語った。
メガホンを取った秋山純監督は「佐野くんには以前から注目していて『斗真役が出来る俳優は一人しかいない』と、本人にも言い続けました」と振り返る。続けて「芝居に加えドラムやピアノの生演奏がある難しい役。佐野くんは、見事に斗真としてそこに存在してくれました。真摯に作品と向き合う姿勢があったからこそ、芝居や音楽の神様が、微笑んでくれたのだと思います」と佐野に絶賛の言葉を送った。(須田璃々)