リドリー・スコット監督『グラディエーター』続編の準備はできている
リドリー・スコット監督が、長年検討されてきた『グラディエーター』(2000)の続編について、次回作を完成させた後に取り掛かる予定だと、Empire誌のインタビューで明かした。
『グラディエーター』は、ローマ皇帝コモドゥス(ホアキン・フェニックス)の陰謀によって、家族と将軍の地位を奪われた剣闘士マキシマス(ラッセル・クロウ)の戦いを描く歴史大作。第73回アカデミー賞で作品賞に輝き、マキシマスを演じたラッセルに主演男優賞をもたらした。続編については、長年にわたって、コモドゥスの甥であるルキウスを描く物語の存在が報じられてきた。
スコット監督は、14世紀フランスにおける合法的な最後の決闘を描く『最後の決闘裁判』(10月15日公開)や、グッチ創業者一族を描く『ハウス・オブ・グッチ(原題)/ House of Gucci 』など、83歳にして精力的に新作を発表し続けている。次回作として、フランスの皇帝ナポレオンをホアキン主演で描く『キットバッグ(原題) / Kitbag』を予定しており、同作を終えた後で、『グラディエーター』に取り掛かりたいようだ。
同誌に対して「すでに(次の)『グラディエーター』は書かせているよ」と明かしたスコット監督は「だから、ナポレオン(の映画)を終えたら、『グラディエーター』をやる準備ができる」と語ったとのこと。Colliderによると、『キットバッグ(原題)』は2023年中の公開がうわさされているといい、スコット監督が本当に『グラディエーター』に取り掛かることができたとしても、公開は2024年以降になるのではないかとしている。(編集部・入倉功一)