「仮面ライダーオーズ」10周年、映司・渡部秀&アンク・三浦涼介が再会!シリーズは「原点でありホーム」
第34回東京国際映画祭
俳優の渡部秀と三浦涼介が5日、第34回東京国際映画祭で行われた『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』のトークショーに出席。10年前に公開された映画を振り返ると共に、「仮面ライダーオーズ/OOO」の魅力を愛情たっぷりに語った。トークショーには、高田里穂と君嶋麻耶も参加した。
『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』は、2010年に放送された特撮ドラマ「仮面ライダーオーズ/OOO」の劇場版。800年前の江戸を舞台に、火野映司/仮面ライダーオーズ(渡部)たちとコアメダルを狙う錬金術師が、時空を超えて繰り広げる戦いを描く。
同作では、俳優の松平健が代表作「暴れん坊将軍」の徳川吉宗役として登場するなど、予測不能な展開が連続する。渡部は「小さいころから『暴れん坊将軍』は観ていましたし、日本を代表する役者さんと共演できて、とても光栄でした」と撮影当時を振り返ると、三浦も「京都の撮影所での撮影もあったのですが、とても楽しかったです」と懐かしそうに語る。
映画公開から10年。久々に「仮面ライダーオーズ」のメンバーたちと登壇した渡部は、「あっという間の10年だったというのが率直な感想です」と胸の内を明かすと、「各々が役者業をやるなか、みんな心のなかに『仮面ライダーオーズ/OOO』という作品があったと思う」と感慨深げな様子。一方、三浦は「当時僕らの一番近くで体調管理や悩みを聞いてくれていた助監督さんが、いまは監督になられているんです」と時の流れを感じたと話すと、「まあ、当時は毎日喧嘩ばかりしていました」と懐かしんでいた。
三浦の発言に対して、渡部は「でもすごくいい喧嘩なんです。涼くんは僕なんかと違ってお芝居の経験があったので、作品を良くしたいという思いが強かった。助監督さんもそれは同じで、二人がぶつかっている姿を見て、僕たちも頑張らないといけないと思っていました」と振り返ると、三浦は「年も同じぐらいで、僕も甘えていたんだと思います」と苦笑いを浮かべた。
「仮面ライダーオーズ/OOO」という作品はどんな存在かと聞かれた渡部は、「役者としての出発点。僕の原点です」と即答。三浦も「なにか壁にぶつかるたびにみんなの顔を思い出すんです。僕にとってすごく大きな作品、ホームです」と大切な作品であることを熱く語っていた。(磯部正和)