『エターナルズ』全てを癒すエイジャックとは 55歳サルマ・ハエックが念願のヒーロー役
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『エターナルズ』で、10名の最強ヒーローたちを導く役割を担うエイジャック。演じているのは、スーパーヒーローになることが長年の夢だった、女優のサルマ・ハエック(55)だ。
【画像】最強の10人!『エターナルズ』に登場するヒーローたち
エイジャックは、宇宙種族エターナルズの精神的リーダーで、彼らを創造したセレスティアルズと交信ができる。また、癒しの能力を使って、人間やエターナルズを手当てすることも可能だ。原作では男性として描かれていたが、MCUでは性別が女性に変わっている。
メキシコ出身のサルマは、テレビドラマ「Teresa」(1989)の主演で人気を獲得し、ロバート・ロドリゲス監督の映画『レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード』(2003)でブレイク。天才女流画家フリーダ・カーロを演じた『フリーダ』(2002)では、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。また、人気ドラマ「アグリー・ベティ」(2006~2010)では製作総指揮を務めるなど、多彩な才能を発揮している。
本作の記者会見では、サルマが50代でヒーローになることについて語っていた。「50代半ばで、素晴らしいクロエ・ジャオ監督が私にものすごいチャンスを与えてくださった。私は間違っていませんでした。全てにおいて可能性はあるんです」。
40代に突入してもヒーロー役ができることに気づいてもらえず、「私だって偉大なスーパーヒーローになれるのに」と嘆いていたこともあったという。誰もが憧れるマーベルヒーロー、さらにエターナルズを束ねる大役を任されたサルマにとって、本作は自身の新たな代表作となるに違いない。(編集部・倉本拓弥)
映画『エターナルズ』は11月5日全国公開