林遣都の意外!?な一面を小松菜奈が明かす
林遣都と小松菜奈が13日、新宿バルト9で行われた映画『恋する寄生虫』公開記念舞台あいさつに出席し、共演して感じた意外な一面について語り合った。イベントには井浦新、石橋凌、柿本ケンサク監督も参加した。
【写真】林遣都のクシャっと笑顔も!小松菜奈、井浦新ら登壇イベントの様子
本作は、新鋭作家・三秋縋の同名小説を原案に映像化したラブストーリー。潔癖症に苦しむ孤独な青年・高坂賢吾(林)と、視線恐怖症で不登校の女子高生・佐薙ひじり(小松)が、不器用ながらも儚く繊細な恋を育んでいく姿を描く。
劇中、心を通わせていく関係性を演じた林と小松。撮影現場やプロモーションのなかで感じた意外な一面を問われた小松は「(林は)本を読みそうな感じですが、読まないんですよ」と発言。続けて小松は「わたしも、本は買うんですが、読むと眠くなってしまうので、あまり読んでいないんです」と林にシンパシーを感じていることを告げる。
すると林は「家に大きな本棚があるので、本はたくさんあるのですが、ほとんど手をつけていなくて……いつか読むだろうなと思ってずっととってあるんです」と苦笑いを浮かべると、小松の意外な一面については「ファッションを含めて存在感が異色なのですが、話しをするといい意味で普通の感覚を持っていて、とても接しやすいんです」と親しみやすい存在だったことを明かす。
同じ質問を投げかけられた、2人の運命の出会いに深く関係する和泉役の井浦は「遣都くんとは10年ぐらい前に同じ作品でご一緒したことがあったのですが、目を見てお芝居をするのは初めてだったので、しっかりと交わってぶつかり合いたいと思っていたんです」と撮影前の意気込みを語るも「2人で車に乗っているシーンがあったので、遣都くんの素の笑顔が見たいと思って、年上として頑張ったのですが、お芝居のセリフ以外、まったく会話がなかったんです」と林の心の扉を開くことができなかったと落胆した表情を見せる。
さらに井浦は「完全に自分の負けでしたね」と笑うと「でも今日は朝から笑顔で話ができたんです。あのときはなんだったんでしょうね」と投げかける。そんな井浦に林は「新さんは、自分がこの仕事を始めたときから観ていた役者さん。以前の現場でもヤバい役づくりをされているイメージがありまして、いまだに緊張してしまうんです」と悪気がなかったことを強調していた。
昨年2~3月に撮影された作品がようやく公開を迎えた。柿本監督は「この映画がクランクインする寸前に、世の中がどうなるかわからなくなってきました。そのときスタッフ、キャストに向かって『なにが本当でなにが正しいのかわからなくなっているなか、心をテーマにした映画なので、自分の心だけを信じて映画を作りましょう』と伝えました。困ったときは自分の心に耳を傾けてください」と作品に込めた思いを観客に伝えると、林も「息苦しく感じることも少なくない日々ですが、この映画の登場人物のように、大切な人やささやかな幸せに目を向けて頑張っていきましょう」とメッセージを送った。(磯部正和)